もう既にブログのネタが尽きてきました・・・。最近は自費診療にも興味があり自費研onlineというものに登録をしました。

世の中の多くの病院は保険医

以前の記事でも紹介しましたが、日本の多くの病院・クリニックは保険診療を行う保険医療機関です。

保険医だと疾患毎に適応が決められており、これに沿って診療が行われていきます。

ですので、疾患を鑑別する能力とそれに対するきちんとした手技が重要です。保険医であればある程度、道筋ができているので自分が進むべき科を決めたら邁進するのみです。ただ、病院や医局によっては自分に合う合わないがあるのでそこらへんの選別は重要だと思います。

保険医の良いところは診療点数も決められてるし、標準治療アルゴリズムがあって診断がつけばあとは流れるように進めばいいだけです(あくまで理想論ですが)。

一方、自費診療(=自由診療)は国が設定した診療料金や標準治療といったものがありません。診療が失敗して訴えられたら自分で裁判して負ければ損害賠償を支払わなければなりません。

自費診療はリスク大

自費診療はリスクが大きいと言えるでしょう。病院が守ってくれるわけでもなく、学会が守ってくれるわけでもありません。すべてはクリニックの代表者である院長が責任を負います。

ただ、リスクが大きいですがその分、収入も大きくなります。自費診療の多くは美容やエイジングに関するものが多いです。要はお金持ち相手のお仕事になります。また、直接的に病気を扱うものではないのも特徴です。

しかし、病気を扱わないからといって死なないか?と言われればNOです。

ものによっては死にますし、重篤な後遺症を残すものもあるでしょう。また、顔面に不可逆的な傷を残すこともあるでしょう。そういった場合の損害賠償は計り知れません。

自費診療の魅力

自費診療に魅力を感じます。

それは収入という面でもそうなんですが、分野としては新しいし、保守的な医者は見向きもしないジャンルであるところが魅力的です。

自分はどちらかというとメジャーよりもマイナーよりな科に興味がありますし、人がいない方が好きです。スポーツも団体競技よりも個人競技が好きですね(サッカーしてますけど笑)。

それと日本って世界中でもトップクラスの長寿国です。

そういう国でさらに寿命を伸ばすような延命医療だけを推し進めるのは国じゅうのQOLを上げるという面では意味が少ないような気がします。

健康寿命を長く、しかもひとりひとりが活き活きと老後を過ごせるように見た目の整容や抗加齢に対してアプローチできる医者がもっといても良い気がします。

どちらかというと予防医療に近い考えかもしれませんね。

それと王道である従来型の疾患治療を主とする医師はほっといても90%がそっちの道に進みます。