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医学部の繰り上げ合格について

国立大学の医学部であれど入学を辞退する人が2~3人はいます。なので、繰り上げ合格者が各学年にいます。

入学を辞退した人の多くは(というかほぼ全員?)は私立に入学する人が多いようです。

昔のひとならば私立の医学部は慶応以外は毛嫌いする人も大かもしれません。しかし、いま私立医学部は猛烈に偏差値が上昇しており相当な難関になっています。地方国立医学部に入るよりも断然難しいといっても過言ではありません。

繰り上げ合格者はバカ?

繰り上げ合格者は正規の合格最低点に達していません。でも、達していないといってもそれこそ1点や2点足りなかったというレベルなので、正規合格者の下層とほぼ同じレベルといってもいいでしょう。

なのですが、実際は繰り上げ合格者は総じて入学後の成績は良い傾向があります。これは自分の大学の傾向でしかないので言い切るには母数がたりないとは思いすが・・・。

恐らく、繰り上げ合格が悔しくて入学後はがんばっている・・・というのが彼らの心境なのかもしれません。

逆に留年するのは入学試験の成績優秀層だったりします。留年生は本気だせば他の学生と同じスペックは持っているのですが、入試で燃え尽きてしまっている感があります。

要は入学時の成績と入学後の成績はそこまで相関性は無いということです。

在学時と卒業後の成績

我々医学生は国家試験に合格すると各地の初期研修病院に就職します。在学時の成績と初期研修での成績(業績)は関連するのでしょうか?

これはあくまで想像の範囲なのですが、あまり相関性はないような気がします。

医学部で求められる技能は効率的に勉強する能力です。いかに時間の無い中、誘惑の多い中、求められる勉強量をこなすかが鍵となります。

初期研修ですが、座学のような勉強も必要ですが、主には手足を動かしての手技を学びます。もちろん、座学で得られる知識を前提とした知識であるので成績が良い人が手技もできそうに思えます。しかし、初期研修は先輩、上級医、コメディカルといった人間関係のなかで勧められますのでコミュニケーション能力がないと身につくものも身につかないでしょう。

ですから、在学時の成績と初期研修医としての能力はあまり相関がないような気がします。

ま、最強なのは在学時の成績も良く、コミュニケーション能力に長け、モチベーションの高いひとでしょう。

できるならそういう人間になりたいと思います。