初期研修病院

さて初期研修も9ヶ月が終わりました。病院というものにも慣れ、仕事にも慣れてきました。ようやっと色々と周囲のことも見えてきて、病院そのものの良し悪しがわかってきました。幸い自分が勤めている病院は悪くないですし、自分的には満足しています。もちろん不満はありますが・・・。

良い点悪い点

おそらくどの病院にも良い点悪い点あるでしょう。研修医として初期研修病院を評価する項目は多岐に渡ります。指導体制、賃金、当直体制、病院事務スタッフのレベル、コメディカルのレベル、有給のとりやすさ、研修医の雰囲気・・・などたくさんあります。

こういうのをひとつひとつ評価して総合的な病院の点数を出してみると、もしかしたらどの病院も同じような点数になるかもしれません。全てが満点!のような病院は無いと思いますし、全てが赤点!みたいな病院はごく少数だと思います。有名病院は一般に給料が低いけど研修内容はバッチリ、地方の市中病院は給料は良い、研修内容は普通、でもネームバリューは無し、みたいな感じでどこの病院も良い悪いでデコボコしている。なので、マッチングで悩んでいる医学生は結局のところどこに行ってもそんなに変わらないので、悩むのはもったいない気がします。どうしても自分ではずせない条件(年収○○○万以上!とか、絶対都内の病院!とかなどなど)だけ決めてあとはそれに近いところを複数エントリーして受験するでいいんでしょうね。

研修内容を自分で構築

これもおそらくどの病院でも一緒だと思うんですが、結局初期研修の研修内容の充実度は”指導医のやる気”と”本人のやる気”に尽きると思います。

やる気のある指導医が多い病院は研修病院として人気があると思います。指導することが仕事のひとつだと考えている病院といいうことですね。

で、どの病院にもそれなりにやる気のある指導医はいると思うので、その人中心に色々教えてもらえれば初期研修としては十分かもしれません。”本人のやる気”は自分でコントロールできるはずなので、やる気のある指導医が少なければ自分で研修メニューを充実させれば十分です。それこそ研修医が学ぶべきものは病棟やERにいくらでも存在します。

自分の病院はそれなりにやる気のある指導医がいますが、満足いくほどではないので、他人に迷惑をかけない範囲で色々と自主的に勝手に勉強しています。そっちの方が楽しいですね。