久しぶりの投稿となりました。

2021年マッチング

10月28日に2021年の初期研修医マッチング結果が発表されました。自分はというと熱望した第一希望には縁がなかったようでした。でも自分の希望に沿う病院に無事に決まって安心しています。マッチング全体としてはアンマッチ率が高くなっていたりと、今までのマッチングとは違う新時代に突入していると思います。やはりコロナの影響によって学生の動向に変化が現れているような気がします。有名病院はオンライン病院説明会したり、オンライン面接等を行なっているのでかつてよりアクセスが良くなっているのが理由だと思います。

有名病院に失望したこと

自分が受けた第一志望の病院は日本でも屈指の教育研修病院(倍率はそこまで高くない)でした。4週間のクリクラにも参加し、個別に病院見学も3回行きました。本当のところはわかりませんが、実習態度や見学態度も細心の注意をはらっていたと思います。

マッチング直前期に3回目の病院見学を行いました。その時に担当してもらった専攻医(5年目)に色々教えてもらったり、模擬面接をしてもらいました。そして最後に『君は評価高いから後はマッチングにエントリーして面接でいましたように話してもらえれば採用だよ。採用担当の上の先生にもちゃんと言っておくから。僕も面接官で参加するから安心してやればいいよ。』ということばをもらいました(ライン交換もしています)。

これは確実に”内々定”だと思いました。きちんと『これは内々定と捉えてもいいですか?』と聞けば良かったのですが、その時の話の流れから考えると内々定でない訳はなく、改めて言質を取るのは良くないと考えたためしませんでした。

マッチング面接ではその専攻医が言っていた通りの面接内容でした(面接官としてその専攻医もいました)。面接自体は普通に可もなく不可もなく、普通に終わりました。

流石に事前に内々定(今となっては内々定ではなかったのですが)もあるし、面接の質問も事前に聞いてた通りだし、面接内容も悪いところはなかったし、マッチングは堅いな・・・と思っていました。だが結果は不採用でした。

不採用になるのは自分より優秀で評価が高かった人が多く居たということなのでしょうがないことですが、事前に内々定みたいなことをハッキリと言った上で不採用にするって、一人の社会人としてどうなのでしょうか?

この病院には裏で内々定制度がある・・・と言うふうに聞いていて、実習の時に何人かに聞いてみたのですが、実際に内々定をもらってた人もいればもらってない人もいました。

マッチングにおける内々定は信じるな

自大学の先輩から『マッチングで内々定出ても信じるな!』というようなアドバイスをもらってましたが、いざ自分が内々定的な対応をされると、それを信じてしまいました。もちろん、それを信じ切ってその病院単願したわけでないです。マッチング発表の画面を開いて不採用だった時はこの何年かで味わったことのない絶望感でした。初期研修なんてどこでも一緒だよ、のような話もありますが、優良な施設で研修をするのにこしたことはありません。ですが、以上で述べてきたように人の人生を狂わせるような適当な医師がいるような有名病院では働きたくないですね(どこにでもそういう医師いると思うけど・・・)。

2022年のマッチングを受ける117回の医学生のみなさんはマッチングにおける内々定については慎重になってください。しかし、奨学金をもらってるとかの場合を除く。