116回医師国家試験 116A73

医師国家試験模試、116回医師国家試験で平均点程度(=偏差値50)である筆者が試験本番中に考えていた事を実況中継しています。使用教材はmedu4(新しいシリーズ、国試究極MAP)、QB。

116回医師国家試験 116A73

これも中々難しかった。知ってるか知らないかで運命がわかれる。細かいところの正確な知識の理解を求められた問題。予防投与なんて知りませんでした。3つ選べ問題は正答を3つ探すか、間違いを2つ探すかということである。

a.治療の第一選択薬はペニシリンである。
たぶん髄膜炎菌による髄膜炎だろうと推測。効く抗菌薬はわからなかったが消去法的にマーク。

b.脳脊髄液検体は培養開始まで冷蔵保存する。
これは明らかな間違い。冷蔵保存すると菌が死ぬ。切り。

c.この原因微生物に対する不活化ワクチンがある。
髄膜炎によるワクチンはある。切り。

d.診断後7日以内に保健所への届け出が必要である。
髄膜炎菌の届け出の知識が抜けていた。侵襲型髄膜炎菌とかもあったな・・・とか考えてて消去法的にこれを選んだ。

e.患者に接触した医療従事者には抗菌薬の予防投与を行う。
B型肝炎ウイルスとかHIVとか以外で予防投与ってあったけな・・・と思い切り。試験本番中は「抗菌薬」を見落としており、「ワクチンを打つ」と思い込んでいた。冷静にみれば「抗菌薬の予防投与」は悪くない選択肢であると思う。

 

受験中に正答を確信できたか?・・・○
累計の確信のある正答数・・・ 49/73

○模範解答&みんなが選んだ解答

a. 79 %
b. 21 %
c. 90 %
d. 63 %
e. 47 %

※小数点以下四捨五入。赤は模範解答、青は自分の解答、オレンジは模範解答と自分の解答が一致。