2019年 6月 の投稿一覧

医学部受験と医学部の定期テスト

だんだんとブログのネタも尽きてきた今日この頃。今回は気軽に医学部受験と医学部の定期テストについて書いてみたい。

それと、医学部受験に成功したひとのブログとかもかなり飽和状態なので、新たな視点とかそういうのも見つけづらい状況となってます・・・。

医学部受験と医学部の定期テストどっちが辛い?

断然医学部受験の方が辛いです。

医学部受験は受からないと始まらないですし、やっぱりレベルが高い。相当な学力がある人なら別でしょうが、凡人だと努力+運要素も必要となってくると思います。

なので、3〜5年間の浪人も覚悟しなくてはならない。しかも、この期間は肩書き的には無職なので、人間的にレベルアップしてない感が強いです。

一方、医学部の定期テストですが、これもそれなりに辛いのではありますが、医学部の受験と比べたら鼻クソレベルだと思います。

確かに医学部の定期テストで落単し、留年になってしまうのも嫌なのですが、せいぜいもう一回その学年をやるだけで、学生の身分には代わりはありません。

この無職であり続ける状態と、学生の身分を保っている状態では天地ほどのさがあります。

医学部の定期テストの辛さ

医学部の定期テストの辛さは、テスト自体の難易度よりも『留年してしまう』というプレッシャーの方が強いでしょう。

やっぱり医学部において留年は非常に恥ずかしいことであるというのが一般です。もちろん、やんごとなき理由によるものは別ですが、純粋に単位を落としての留年は恥ずかしいです。

単位を落とすということは純粋に勉強ができないことであり、その試験突破に必要な最低限の努力ができない人間の烙印を押されてしまいます。

なんだかんだいって医学の世界は勉強量が重要ですから、それを測る定期試験で落ちるということは『医師に向いてない』と言われているようなものです。実際は単位落とそうが、留年しようが素晴らしく、立派な人はいくらでもいるのですが、医学生の段階ではそれがわからないので、やっぱり勉強ができるか否か?である程度人間をみられてしまうのも真実です。

医学部一般入試を受けてない人

医学部の一般入試を受けていない推薦入学やAO入試の人たちは医学部の定期テストでヒーヒー言っているようです。

もちろん、ヒーヒー言っているだけできっちり合格している人が多数であります。

しかし、高校の定期試験とセンター試験の勉強しかしてない層からすると医学部の定期試験は辛いものに感じるだろうな・・・・と思います。

とにかく範囲が広くて、しかも、一つのテストが終わるとすぐ別の試験があるようなスケジュールなので大変です。

ま、最初は慣れないのでペースがつかめないのですが、3年生くらいになればコツをつかんで、どのテストをいつからどれくらいやればいいのかが分かってきますから安心です。

最後に・・・

自分が医学部の勉強についていけるか不安な受験生も多くいると思います。

でも大丈夫。

医学生の中で勉強がついていけなくて放校になったひとまだ見たことないから・・・(国立大学医学部に限る)。

無給大学院生問題について考える

医師の働き方改革の一連の流れでまた新しくニュースが出てきました。医学部にいると『これが当たり前なのかなぁ・・・』なんて思っていましたが如何に。

医学研究科の大学院生

無給大学院生

医学部で勉強していると大学院生がたまに出てきます。大学院生といっても医学部を出て医師免許をもった人たちです。

医師は研修医が終わると専攻科を決めるとともに専門医を目指しつつ、自分のタイミングで学位を取ります。

医学部の場合、博士課程で医学博士になることを『学位』を取る、といいます。

全員必須の資格ではないのですが、医学博士をもっていないと出世に響くらしいです。おそらく、同じくらいの業績とかだと医学博士持ってない方は不利とかそういう感じであると思います。

まあ、そもそも出世したいと思う人なら学位をとるのは当たり前な世界だと思うので、大学病院に残っている人で取ってない人なんているのでしょうか?という感じ。

一方、開業医とか市中病院とかで活躍するひとにとってはあまり意味のないものかもしれません。実力勝負だと思います。

さて、この医学部で出現する大学院生の話です。

大学院生ですから本来は学生です。

なので本分は研究にあります。

しかし、ずーっと研究している訳ではないので所属する医局で普通に働いています。

ただ、あくまで自分の研究の一部、自己研鑽という名目で診療行為をしているため、大学側は雇用契約はおろか給料を払っていません。むしろ『勉強させてあげているのだからお金を払って欲しい』そういう気持ちもあるのかもしれません。

昔からこういう状態で『大学院生』が扱われてきたので誰も不満に思っていても何も言わない状況でした。

ちなみに、大学院生ともなれば既に家庭をもっている人も多いですし、なにより日々の生活費をどうやって工面するのか?という問題があります。

そこは大学院生としての研究、お手伝いとしての診療以外の時間を市中病院でアルバイトすることによってまかなっています。

だいたいアルバイトは1日で8万円くらい稼げますので、週一回アルバイトすれば32~40万円くらいの収入となり、生活はできる仕組みになっています。

医師の働き方改革の一貫でいろんなことに調査のメスが入り、旧態依然とした大学病院の医局というものが変化してきている気がします。

無給大学院生のメリット

では無給大学院生のメリットってあるのでしょうか?

実はあります。

医者の『医学博士』資格は他の博士号とは違って単なるお飾り、な面があります。

研究者と違って本気で研究をしたい訳でもなく、単に経歴に箔をつけたいがための資格です。

なので、当の大学院生の多くはなるべく楽に学位を取りたいと思っています。

そこで大学病院医局の登場です。

大学病院というものは研究機関です。他に教育、診療の場でもありますが・・・。

なのでどの大学病院の医局も研究をしています。

なので、医局内で研究しているものでいい感じに進んでいるものを大学院生に割り振ります。

そうすると、面倒な研究テーマ決定が省けますし、自分でテーマ決めしてうまく研究が進まなかった場合の無駄な時間と労力を省けます。

なので、そういう恩恵もあるので大学病院側は大学院生を無給で使っていた・・・という側面もあります。

要は『楽に学位取らしてやっからよぉ〜、タダで診療手伝ってくれるよなぁ?』という感じです。

まあ、色んなケースがあるので一概には言えませんがこういうことも裏にあります。

朝日新聞のニュースで、これからも大学院生に給料を払う気はない、と回答した大学病院はそういうことを裏でやっている可能性があるかもしれません。

なので『無給医は悪』と思っているひとも多い一方で『生活は楽だけど楽に学位を取れないなんて嫌』という人も一定数いるでしょう。

医学部の試験などと違って学位の審査はけっこう厳しいです。

かつてスタップ細胞事件で有名だった小保方晴子さんも過去を遡って博士論文が撤回され、資格剥奪となってしまいました。適当な審査をしているとそういうことが生じるのでかなり厳しく審査するようになったと聞いています。

このブログでも再三言っていますが、医師の世界のシステムは微妙なバランスで成り立っていますので、この『無給大学院生』問題に本格的にメスを入れるのならばそれが何かしらのシステムに波及し、大きな波となり変革が起きそうです。

自分は学位に興味がないので静観という感じですね。

不正入試を行った医学部を新たに女子医大に変更する

日本の医学部で女子大は東京女子医科大学のみです。
よくよく考えてみると、もっと女子医大があってもいいような気がします。

東京医科大学の不正入試

東京医科大学の入試における女子差別はみなさんも周知のことでしょう。

差別的な入試を継続的に行ってきた上に、不正がバレたあとの対応にも不備があったとしかおもえません。

東京医科大学だけでなく順天堂大学、北里大学、聖マリアンナ医科大学は女子に対する入試不正を行ったと文部科学省は指摘しています。

この際、女子医科大学を増設しようじゃないか!!

女子医科大学の増設

おそらく、かなり不可能に近いですが、上記の4つの私立大学医学部は女子大化した方がいいんじゃないかと思います。

この先どうやったって女子差別のイメージがつきますし、そうこうしていると今度は逆に女子を有利に評価し、男子を差別するような運営になりかねません。

それならばいっそ女子医科大化して再スタートする方が健全な気がします。

今まで日本の女子医科大学が東京女子医科大学だけだったのが良くなかったのかもしれません。

女子医科大増設のメリット

女子医科大学の増設によって生まれるメリットはどのようなものがあるでしょうか?

まず、女医の働き場所が増えます。

いまの東京女子医科大学の付属病院に女医比率が高いかどうかはわかりません。が、サイトをみる限り他の病院と比べればやや多いくらい・・・のイメージです。

東京女子医科大学付属病院の状況がどうであろうと、女子医科大学が増えることによって、色々と選択の幅が広がります。それによって今とは違う女医の働き方の多様化が達成できるような気がします。

また、これを機会に女子医科大学の医師の男女割合を女子多めにする、重要ポストに女医を多めに配置する、などの措置を行って、女医が主導的に医療を行っていくコミュニティを作るのもアリな気がします。

どうしても、やっぱり医療は男中心の世界であることは否めません。

この状況はあまり良くないことであると思います。

逆に男子医科大学の創設もあり

男子校の医学部もあっていいかもしれません。

女子校では男子がいないからこそ作られる雰囲気や伝統があると思います。

もちろん、男子校には女子がいないから作れる雰囲気や伝統があります。

なので、男子医科大学の創設もありかもしれません。

医科家系専門大学

これはけっこう難しいかもしれませんが、医科家系の専門大学もあってもいいかもしれません。

私立の医学部には師弟枠というものがあるらしく、卒業生の息子・娘が優先的に入れる枠があるようです。

確かに、開業医には跡取りが必要な訳で、子供の医学部入学は親にとってはかなり死活問題ではあります。

なので、開業医の子息向け専門の医学部があってもいいのかもしれません。

開業医のこどもは比較的勉強に疎い人も多いのでちょっとカリキュラムとテストが厳しめの大学にするのがいいかもしれません。

でも、結局のところ、国家試験さえ通ってしまえばみんな同じ医者です。国立卒だろうが、私立卒だろうが医学的知識が多い人もいれば少ない人もいます。

そもそも、いまはAO入試などで『基礎学力は低いが内申点を取るのが得意な真面目層』も入学してきており、これらの層は医学部での成績も悪くないですし、病院での評判も非AOと遜色ないみたいです。

最後に・・・

東京医科大学は男子校に変更。

順天堂大学は大阪に移転した上で女子医科大学に変更。

北里大学は名古屋に移転した上で女子医科大学に変更。

聖マリアンナ医科大学は福岡に移転した上で女子医科大学に変更。

これで不正入試の件は水に流してあげるということでどうでしょうか??

医療業界とあいさつ

ツイッターを見ていると医療職のひとが『職場であいさつが少ない・・・』と嘆くことが多いように感じます。

あいさつは人間関係の基本

挨拶

あらゆる人間関係において挨拶は基本なんではないかと思います。

大学の講義でも教官が『医療者としてきちんと挨拶できる人間になれ』と何度も言っていますが、ちゃんと挨拶する医学生は少ないです。

僕は事あるごとに”医学生80:20理論”を述べています。

医学生80:20理論とは『ダメな医者になりそう、良い医者になりそうな比率』です。

ことあいさつに限っては”医学生80:20理論”は通用しません。感覚的には90:10くらいで圧倒的に挨拶できない医学生が多いです。

あいさつしないパターン

すれ違っても無視

すれ違っても気づかないフリをされてしまいます。だいぶ前からお互い存在は認識しているのに、相手はじーっと前だけを見ています。必死に『私は前だけ見ているのであなたに気づいていません』という顔をしています。

自分は遠くからずーっと相手の目を見ながら歩いています。そんで近づいてきたら挨拶します。

ただ、たまに目を見ながら歩きつつも、敢えて挨拶しない場合があります。そういう時はたいてい相手は『なんかおかしいぞ、これは私から挨拶した方がいいのか、しないほうがいいのか!?』という感じで挙動不審な動きをします。

ちょっと自分の性格が悪いのかもしれませんが、こういうことをすることによって、相手は『挨拶するかどうか迷うくらいならいっそ挨拶しちゃおう』と思うみたいで、向こうからも挨拶してくれるようになります。

一度、すれ違った時に挨拶しなかった人に『なぜ挨拶しないのか?』ということを聞いたことがあります。

その答えは『挨拶して良いものかどうか迷っているうちに通り過ぎてしまった・・・』でした。

挨拶しない方がいいシチュエーションもあるとは思いますが、挨拶して怒られる場面というのは日常生活であるのかどうか不思議に思います。

近づかないように逃げる

遠くでお互いの存在が確認されると、人によっては逃げ出します。あいさつするくらいなら、遠回りしてでも別の道でいったほうがいいや・・・ということでしょうか?

携帯に逃げる

これも多いパターンです。

あらゆるシーンでみかけるパターンです。とりあえず視線をスクリーンに落として『あなたのことには気づいてませんよ〜』とアピールしてきます。

ただ、あまりにも体全体から”違和感”が醸し出されているので、あいさつしたくないから気づかないフリしているのはバレバレです。

最後に・・・

『挨拶がデフォルトで当然』という価値観が無い人からすれば、半ば挨拶を強要している自分は嫌な存在かもしれません。

ただ、基本的に挨拶は超重要事項だと思っているので、どんなに優秀なひとであってもできない人とは関係を築く意味がないと思っています。

なので、挨拶するのが嫌いな人は自分から距離を取り始めますし、なるべくすれ違わなくするようになるのですぐわかります。

自費診療クリニックについて

もう既にブログのネタが尽きてきました・・・。最近は自費診療にも興味があり自費研onlineというものに登録をしました。

世の中の多くの病院は保険医

以前の記事でも紹介しましたが、日本の多くの病院・クリニックは保険診療を行う保険医療機関です。

保険医だと疾患毎に適応が決められており、これに沿って診療が行われていきます。

ですので、疾患を鑑別する能力とそれに対するきちんとした手技が重要です。保険医であればある程度、道筋ができているので自分が進むべき科を決めたら邁進するのみです。ただ、病院や医局によっては自分に合う合わないがあるのでそこらへんの選別は重要だと思います。

保険医の良いところは診療点数も決められてるし、標準治療アルゴリズムがあって診断がつけばあとは流れるように進めばいいだけです(あくまで理想論ですが)。

一方、自費診療(=自由診療)は国が設定した診療料金や標準治療といったものがありません。診療が失敗して訴えられたら自分で裁判して負ければ損害賠償を支払わなければなりません。

自費診療はリスク大

自費診療はリスクが大きいと言えるでしょう。病院が守ってくれるわけでもなく、学会が守ってくれるわけでもありません。すべてはクリニックの代表者である院長が責任を負います。

ただ、リスクが大きいですがその分、収入も大きくなります。自費診療の多くは美容やエイジングに関するものが多いです。要はお金持ち相手のお仕事になります。また、直接的に病気を扱うものではないのも特徴です。

しかし、病気を扱わないからといって死なないか?と言われればNOです。

ものによっては死にますし、重篤な後遺症を残すものもあるでしょう。また、顔面に不可逆的な傷を残すこともあるでしょう。そういった場合の損害賠償は計り知れません。

自費診療の魅力

自費診療に魅力を感じます。

それは収入という面でもそうなんですが、分野としては新しいし、保守的な医者は見向きもしないジャンルであるところが魅力的です。

自分はどちらかというとメジャーよりもマイナーよりな科に興味がありますし、人がいない方が好きです。スポーツも団体競技よりも個人競技が好きですね(サッカーしてますけど笑)。

それと日本って世界中でもトップクラスの長寿国です。

そういう国でさらに寿命を伸ばすような延命医療だけを推し進めるのは国じゅうのQOLを上げるという面では意味が少ないような気がします。

健康寿命を長く、しかもひとりひとりが活き活きと老後を過ごせるように見た目の整容や抗加齢に対してアプローチできる医者がもっといても良い気がします。

どちらかというと予防医療に近い考えかもしれませんね。

それと王道である従来型の疾患治療を主とする医師はほっといても90%がそっちの道に進みます。

東京医科大学の不正の影響

東京医科大学の不正入試を皮切りに私立を中心とした全国の医学部で女子差別、多浪差別が明るみにでました。その後の最初の入試である2019年の結果が出揃いました。

女子・多浪生の躍進

全国81の医学部での合格率

男子:11.51% → 11.86%
女子:9.46% → 10.91%

昭和大、日本大、山梨大など計26校で女子の合格率が男子を上回った模様。

なお、文部科学省に女子差別を指摘されていた東京医科大、順天堂大、北里大と、その疑いを指摘された聖マリアンナ医科大の4校の合格率は男子12・12%、女子13・50%であった。

読売新聞 「不正排除した」医学部女子合格率、男子超える

本来の女子の実力が反映されているのならそれは良いことであると思う。

東京医科大学の結果

さて問題の大元の東京医科大学の結果はどうであったのか?

男子:9.04% → 19.84%
女子:2.91% → 20.21%

以上の通りです。

まず受験者数が相当減っていることがわかります。そして、女子の躍進、というかこれが普通の結果なのでしょう。不正を行なってなければ男子も女子も同じくらい受かっていた訳ですね。

ちなみ順天堂大は、

男子:10.08% → 7.72%
女子:5.23% → 8.28%

北里大は、

男子:9.11% → 15.66%
女子:10.63% → 20.28%

いずれも女子の躍進が目立ちます。

なぜ女子の合格率が増えた?

女子の合格率が増えた理由は報道によると、

”不正を排除した結果”
”女性の面接官を増やした結果”

などとありました。

女性の面接官を増やした結果、男子よりも女子の合格者が増える・・・というのはなんとも解せません。

どっちかというと、性差を基準に盛り込む男性面接官がいなくなった・・・という方がしっくりきます。ま、どっちでも同じですかね。

持論

性別による差別、年齢による差別があることは非常に問題であり、今回の事件でかなりそういった差別も縮小されたことは喜ばしく思います。

しかし、ちょっと気をつける必要とあると思っています。

医学部のような組織は横並びが往々にして生じます。つまりは医学部が横で連携して合格率を調整するようなことです。

やっぱり今回女子差別が明るみにでてしまった医学部においては女子の合格比率の上昇は必須です。

でも何も手を加えないと圧倒的に女子が多くなってしまっている場合(男4:女6とか)、他の医学部とも情報連携して『今年は男女比率これくらいでいきましょう』みたいなことをしていてもおかしくありません。

今回の結果は『女子が躍進、やっと正当評価される時代がきた!』と喜ぶべきものではないのかもしれません。本当はもっと女子の方が合格していたかもしれません。

以前の記事にもちょくちょく書いていますが、医療はシステムであり、医学部や医者というものもそのシステムに組み込まれる一部です。

医療システムは大規模な変更を行うと破綻する可能性が高いです。なので、今回の入試の結果も小さい変化に留められている可能性も否定できません。

面接点や小論文で点差をつけなくても、英語の和訳問題や数学の記述式、いくらでも女子に不利な採点をすることは可能です。

医療システムを変革しつつ、入試制度の更なる適正化をするのはなかなか難しい技なのかもしれませんが、関係者各位には頑張ってもらいたいものです。

ワクチンについての考察

ワクチンを打つか打たないか問題がツイッター上で話題となっています。学歴問題もそうですが、なんで同じような話題が定期的に盛り上がるのでしょうか・・・謎です。

ワクチンとは何か?

ワクチンとは生ワクチンとか色々あるのですが、簡単にいうと『ワクチン接種すると病気が防げる』というものです。

子供のころにいろいろ打つ、というイメージがありますが、インフルエンザ、B型肝炎ウイルス、HPVなど色々なワクチンが存在しています。

ワクチンが話題となるのは副作用があるからです。

ワクチンの副作用は体調が悪くなる、といった軽症のものから全身の麻痺や乳児における脳症などで発達障害が起こる、まで色々あります。

本当にまずい副作用をおこすものは社会問題となり世の中から削除されます。しかし、重篤な副作用をもった患者があらわれてからもしばらくは接種はとまりませんので、それなりの被害者がうまれます。

MMRワクチン

過去のワクチンの副作用で問題となったもので有名なのMMRワクチンがあります。

麻疹、風疹、流行性耳下腺炎を防ぐためのワクチンでした。

この中の流行性耳下腺炎のワクチン成分に良くないものが入ったため、重篤な副作用を被った(死亡例もあり)ひとが多くでました。

この事件では当初から副作用が叫ばれていましたが、政府はそれを認めずしばらく放置していました。

様々な隠蔽やデータ改ざんがあったようです。政府と製薬企業が癒着していてワクチンを一定以上売り切る密約があったとか、ないとか・・・。

『ワクチン反対派』が生まれる土壌としては上記のような事件がありました。

こういうのは医学部の講義でも何度か耳にします。

自分のワクチンの考え方

『ワクチンは取捨選別して接種しよう!』というのが自分の考えです。

自分はものごころつく前のワクチンは親が選ぶままに接種してきましたが、高校生以降は自分の考えに基づいて接種しています。

インフルエンザワクチン・・・生まれてこの方、インフルエンザに罹患したことがないので接種したことがありません。『君がインフルエンザに感染しても発症しないからいいけど、ウイルスを撒き散らすからワクチン打ってよ』と言われたことありますが、せっかくインフルエンザにかからない身体コンディションなのにワクチン打ったがためにインフルエンザに敏感になるもの嫌なのでスルーしました。

B型肝炎ウイルス・・・これは高学年医学生ならばほぼ必ず接種するワクチンです。肝炎は怖いので打ちました。肝炎→肝硬変→肝細胞癌のようにガンにもつながるので必要な人は打つべきだと思います。ちなみにC型肝炎ウイルスのワクチンは存在しません。

ヒロパピローマウイルス・・・子宮頸癌の原因といわれているウイルスです。日本人だとあまり打つ意味が無いとか、副作用がある、とか色々あって接種するか否かは意見が分かれるところです。自分に娘ができたら僕は接種させます。接種するよりもしない方がリスクが高いです。ワクチンと副作用との因果関係がはっきりしないようです。もしエビデンスが出てきたら打たせない。

でも、あんまりワクチンに頼って人間のもつ免疫力を鍛えないのも良くないと思います。

やっぱり、免疫力も鍛えてないと衰えるものだと思います。

製薬会社は悪か?

ワクチン関連で言われるのが『製薬会社の利益のためにワクチンが存在する』というものです。

確かにそういう側面はあるのかもしれません。

ただ、創薬には時間もお金も多大にかかります。なので、製薬会社を儲けさせる商品があってもいいような気がします。

製薬会社は守銭奴のようなイメージもありますが、そんなに患者がいないような稀な疾患に対しても赤字覚悟で創薬している面もあります。

結局ワクチンはどうしたらいい?

最終的には自分の判断で行うしかないですね。

相当に信頼関係ができていて、それなりに薬に詳しい医者の友達に相談するのがいいと思います。

そういう医者がいないのなら何軒か小児科なりを訪ねて相談してみるのがいいと思います。

臨床医学の難しさ

つくづく『臨床医学は難しい』と感じます。下のツイッターの埋め込みにあるやりとりというのは臨床の現場でよくある光景なのだと思います・・・

臨床医学の難しさ

臨床医学の難しさは『医学は突き詰めると何もわかっていない』というところだと思います。

教科書に書いてあるような有名な疾患であっても、その機序が100%判明しているものは無いと思います。

例えばクッシング症候群を考えてみたいと思います。

クッシング症候群はACTHが過剰に産生されることから生じる疾患です。その多くは下垂体腺腫に続発したり、ACTH産生腫瘍が生じたりすることからなります。

ここで言えることは『ACTHが過剰に産生されることにより何らかの身体的疾患を伴うものをクッシング症候群』と名付けただけ、ということです。

下垂体腺腫に続発することが多いですが、なぜ下垂体腺腫が生じるかまでは100%わかっていないはずです。

下垂体腺腫も腫瘍もないのにクッシング症候群と似た病態と呈する患者も世界を探せば何人かはいるでしょう。

考えられうる治療を行ってもなぜか治らない・・・というのは疾患について100%判明している訳じゃないから生じるのだと思います。

薬のはなし

病院から複数の薬をもらった時に『これって同時に飲んで大丈夫か?』なんて思った人はいませんか?

自分は思いました。

そして薬理学の教授に聞いてみましたところ『ほとんどの薬において飲み合わせは考えられてない』と言ってました。

薬効が似ているものとかは複数飲むと効きすぎてしまいますので、そういった注意喚起はあるようですが、作用が異なる薬では飲み合わせは考えられてないようです。

もしかしたら、まだ判明してない人体の作用によって飲み合わせが悪くて身体に悪影響があったり、逆に良い効果があるかもしれません。

将来自分が医師になった時は薬を処方するの、けっこう怖いなと思います。

どんでも医療はトンデモか?

世の中には『温めればガン細胞は死滅する』だとか『温泉で湯治することによって皮膚疾患が完治』みたいないわゆるトンデモ医療が氾濫しています。

こういった医療が氾濫する背景としてはやはり『医療が万能でない』からだと思います。

つまりはトンデモ医療だとしてもそれが効果的に効いてしまうケースも無くもないということです。

でも、治療の効果としてエビデンスがあるものを差し置いてまでトンデモ医療をするのはナンセンスですが、有効な治療法が無い疾患においてはトンデモ医療もそれなりにありなのかもしれない・・・と思います。

放射線治療が始まった頃は、トンデモ医療なんて評価を受けていたかもしれません。

いまトンデモと言われている医療が後年、その疾患の機序が判明されて妥当な治療と認められるもののあるかもしれません。

外科がエライ訳

『外科の先生は偉そう』というのが一般的なイメージです。

今までみてきた外科医の先生は確かに偉そうな人が多く、なんでそうなるのだろうか?と思っていました。

でも、外科は疾患を直接切って貼って治す訳ですから治療がハッキリしています。

内科のように薬が効かないとか機序が判明していない・・・なんてことがありません。

切って貼って上手くいけば完治、ダメなら失敗、と成果がハッキリしています。

ある意味、疾患を完璧(に見える感じで)治すのは外科しかないところにエラそうな外科医が生まれる土壌があるように思えます。

医師界隈の学歴ヒエラルキー

一部のツイッター界隈では医者の学歴問題が話題となっていました。自分なりの学歴観について話してみたいと思います。

人間の99%は学歴で第一印象が決まる

おそよどんな業界であろうと学歴で第一印象が決まると思います。第一印象で色々判断されることもあろうと思います。

本質的には人間は学歴で判断されるべきではないと思いますが、その人と長くつきあうことが可能であればそれをできますが、そんなに頻繁にやりとりしない人に対してはその人を信用する場合になんらかの判断基準が必要となります。

その時に一番有効なのが学歴であります。

学歴というものはその人の社会的な能力を一般化したもの-信用と言ってもいいかもしれません-であると思います。

大企業の社員だろうと、士業の人だろうとどのような職業でも『東大卒』と名前もしらないような大学(例えばアジアからの留学生を受け入れるだけに作られた大学とか)だったら東大卒の方が安心して話ができると思います。

じゃあ、学歴が全てかと言われればそれは違います。

有名どころでいえば田中角栄、彼は小学校しか出ていなかったのですがもともとの頭脳と豪腕で内閣総理大臣を務め、日本史上に名を刻んでいます。

田中角栄に限らず、学歴がなくても社会で活躍しているひとはゴマンといます。彼らは学歴はないですが、学歴に勝るような実績を持っています。

なので医師間における学歴もやはり良いにこしたことはありません。

東大医学部卒と底辺私立卒では知識量は天と地ほどの差があるように感じてしまいます。実際には東大卒でもダメな人もいると思いますし、底辺私立でも優秀な人はいるでしょう。

目指すなら東大医学部

医師になりたくていま医学部受験をしようと思っているなら、まず東大医学部を検討するのが良いでしょう。

相当高いハードルです。無理ならちょっと下の京大医学部、阪大医学部を検討です。

そうやって自分が合格できそうで一番難しい医学部に入るのが得策です。

残念ながらそこまで良い大学に入ることができなかったら医師になってから手技を磨けば良いだけです。

一般的に、

学歴高い医学部卒→内科系に強い
学歴低い医学部卒→外科系に強い

という傾向があります。

頭が良いい人はじっくり考えて答えを出す内科に強く、頭よりも手足を動かす方が得意な人(≒学歴低め医学部卒)が外科系に強いのは納得感があります。

学歴が低めだと学歴高めの先生から嫌味を言われることも多いですが、圧倒的な実績を前にしたらそんなことはだたの僻みにしかなりません。

『○○先生は東大医学部出てるのに手技ひとつ満足にできない。』なんて言われるのが落ちです。

なので、ある意味高学歴はできて当たり前なので変なプレッシャーが常にまとわりついてきます。

天皇を執刀した天野先生

おそらく日本で一番権威のある医者は順天堂大学医学部心臓血管外科教授の天野篤先生ではないでしょうか。

何をもって一番と決めるのは難しいですが、日本の象徴である今生天皇の狭心症冠動脈バイパス手術を成功させたわけですから日本一といっても過言ではないと思います。

天野篤先生は埼玉県の浦和高校を卒業し、3浪の上、日本大学医学部へ入学しました。

医学部界隈の中では学歴は真ん中くらいでしょうか。東大や京大の医学部と比べたら天と地ほどの差があります。

しかし、そんな学歴でも日本一レベルにまで上り詰めることは可能なわけです。

もし、天野先生が東大医学部卒だったら鬼に金棒かもしれません。誰も先生に対して言えないくらいの圧倒的な権威感がありますね。

最後に・・・

学歴云々で問題提起するひとは『学歴もなく実績を挙げる腕力もない人』のような気がしてなりません。

世の中の8割は学歴がすべてじゃないことを知っていると思います。

学歴は全てじゃないけど、超重要だから少しでもいいところに入ろう!ただそういうことです。

『世の中学歴じゃない』って言ってる人はまだちゃんと社会に出てない人なのかもしれません。

慶応義塾大学の卒業生で構成される”三田会”なんてどの業界でもそれなりに存在感があって、正直、うざいくらいです。どれだけ三田会に入っていることが社会でプラスになることやら・・・。

人間は母校や出身地などのコミュニティを大事にする傾向があるので、学歴だけでなく出身地も大事です(こればっかりは自分で決められないのが難しいところですが・・・)。

人を騙してあぶく銭を稼いだ者の末路

ホリエモンや西野亮廣などが主催しているサロンが有名ですが、仮想通貨の有名トレーダーのサロンが犯罪に関与している報道がなされています。

不労所得は虚業

いろんな手段を使って不労所得を生み出すシステムを構築するのは悪いことではありません。

より裕福な生活を送るためにも金銭的な余裕があることは重要です。自分もあと月に5万円くらいあれば楽しい生活を送れるなぁ・・・なんて思っています。

ただ、不労所得だけで人生を生き切るのはけっこう難しいです。

ブログやアフィリエイト、仮想通貨、FX、株式投資など色々と不労所得を得る手段はありますが、どれも安定したものではありません。

常にアンテナ高く情報収拾して変化に対応しなければ一気に収入が途絶えてしまいます。

例えばFXなんて週末にイベントが起きて、月曜の市場開始同時に大暴落でもしようものなら、下手すると数千万の借金を背負うことになります。

ブログにしてもグーグルアドセンスなどの広告サプライヤーの規約ひとつていくらでもアボンしてしまいます。

あくまでも不労所得は本業があってのものです。

お金はいくらでも欲しい

『お金はいくらでも欲しい』というのは人間の性です。なので、生きる目標を金銭だけにしてしまうと、いつまでたっても満足することはありません。

たまたま時流に乗り、普通のサラリーマンでは人生がいくつあっても稼げない金額を稼いでしまった不労所得者は相当に精神力がないと生きていくのが大変です。

まずお金があるとするのが車を買う、です。

その次に、六本木ヒルズなどの港区の人気エリアに居を構える、です。

その次に、六本木などでキャバクラなどで毎日のように飲む、です。

こういうことは、その場は楽しいのですが、結局そんなに得るものもないので、何回かやっていると飽きます。

だからといって他にやることもないので、お金の力で芸能人呼んでみたり、会員制のシークレットなバーに行ってみたりします。

でも、そういうのもすぐに飽きてしまうので朝から酒を飲むようになって、アル中になってしまう人が多いです。

もちろん、色々な人がいるので一概には言えませんが、こういう人が多いのもまたひとつの真実。

やはり人生はお金が全てではなく、まずはやりがいのある仕事をするのが重要です。その上での金銭的余裕だと思います。

開業医はどうだろう?

その点で開業医は現状自分が思う理想の形だと思います。

昨今、開業医は儲からないとは言われると思いますが、実際は逆だと思います。この点についてはまた今度の記事で書くことにします。

開業医は地域密着で困った病める人を癒すのが仕事です。自分が頑張れば頑張るほど患者のQOLを改善し、感謝される仕事です。それに金銭的な余裕も大きい。

自分は将来的には開業医を目指しています。