外科系の先生はローソン回診率が高い・・・気がする。

大学病院の医師

医学部の5年生は大学病院の各科をローテーションして実習を行います。今日は内科系の医師について綴ってみたいと思います。

内科系の診療科に入院している患者は外科系に比べて長い傾向にあると思います。外科系なら10日間くらいで退院するのに対して、内科系だと1ヶ月単位で入院をしていることが多いです。

外科系でも内科系でも朝と夕方に全患者を回診して異常がないか、何か困っていることはないかを確認します。

内科系の場合、薬の効き具合だとか検査結果を伝えたり、今後の予定だったりを話したりします。内科医はいま診ている疾患と関連することは興味があって、患者が申し出れば興味を示して話を聞きますが、関係がなさそうだと話すら聞かないことが多々あります。

印象深かった患者

だいぶ前の話になりますが印象深かったことがありました。

ある内科系の診療科を回っていて回診をしていた時、回診が終わった患者が後ろから追ってきて担当の先生に話をしたがっていました。しかし、担当の先生は別の患者を回診していたので、僕が『先生いま回診中だからちょっとお待ちくださいね。』って患者に伝えました。そうしたら、隣にいた担当じゃない医師が『あとで行くから病室で待ってて』と患者に伝えました。自分はめでたしめでたしと思って回診に参加していたのですが、担当の医者が診察を終わった時にその『あとで行く』と言った医者は担当の医者に患者きて先生に話がある、ということを伝えなかったのです。そうこうしているうちに全患者の回診が終わり、ナースステーションに全員で戻ってきました。戻ったあともその先生は担当の先生に患者の件を伝えていませんでした。なので、僕が先生に『あの患者の件を◯◯先生に伝えなくていいんですか?』と聞いてみたところ『まあ、伝えなくていいんじゃないの?なんかあったらまた話に来るでしょ。』という風に言ったのです。

患者は医者は怖いというイメージをもつ

こんな対応しているんだから『患者は医者は怖い』と思うのは当然だと思いました。この件とは別件ですが、内科医には、重症の患者には優しく丁寧に対応するのですが、そこまで重症でない患者の場合は雑に扱う傾向があります。特に言葉使いが雑になるので、患者目線だと『怒られている』と感じる人も多いと思います。実際、回診時に医師の一言一言に怯えながら話を聞いている患者が少なからずいます。

学生の仕事

実習している学生のミッションとして、担当している入院患者のところへ毎日行き、色々と話を聞いてくる、というイベントがあります。

病気のことを聞くこともありますし、生活習慣のことを聞くこともありますし、雑談だけのこともあります。医者が行なっている回診の練習みたいなものです。

この学生の患者回診では、医師の回診では話さないような内容を語ってくれる場合が多いです。患者がいま思っている素直な感情や疑問、想い、困っていることを知ることができます。この内容は学生用のカルテを作成し、指導医に添削してもらいます。もちろん、ここに記載したことで具体的に患者にアクションを起こすことはほぼありません。つまり、学生が患者から聞いた生の声は医師には伝わりますが、行動にはなりません。なぜなら、対応している疾患にはほぼ関係のないことだからです。『私たち(医師)には言わないけど、こういう風にあの患者は考えてるのね〜。色々聞き出せてて偉いね!』なんて言われて終わりです。医師であれば自分たちで色々聞き出してもらいたいなぁ・・・と思います。