2019年 11月 の投稿一覧

医師国家試験は難しいのか

医師国家試験は合格率が例年90%程度になっています。この数字だけみると自動車免許並みに簡単じゃない!?と思うのですが・・・。

医師国家試験は簡単だけど大変

そろそろ自分も国家試験に向けて勉強をはじめています。

自分は国家試験の合格は『そんなに難しいものではない』と思っています。

内容は高度なものではないし、出題されているものは過去問の焼き直し。というか出題されるものは量は多いものの限られています。

医学生の中には『厳しい医学部入試をくぐり抜けた偏差値モンスターが、6年間の学内試験で篩をかけられ、最終的に卒業を勝ち得た精鋭たちが集う国家試験で90%しか合格しない・・・。』と、厳しさを強調します。

確かに医学部入試をくぐり抜けた偏差値モンスターが多いわけですが、入学後、気が抜けたように勉強をあまりしなくなる層が一定数います。それに今はAO入試や学士編入もそれなりのパーセンテージを占めます。これらの層は偏差値モンスターと言える人も多くなく、学力的には平均的なひとが多いです。

また、『学内試験で篩をかけられ・・・」とは言いますが、国立大学医学部の場合、勉強ができなくて放校になる人は極めて少なく、留年しても結局は卒業していくケースがほぼ全例となっています。

ですので、進級試験では篩にかけられているのですが、6年生になってみると学年は同期入学者で留年しなかった人たちと先輩で留年しているひとたちで構成されています。結局、6年生でも一定数勉強に対するモチベーションが低い層がいるわけです。通常、6年間留年せず、キチッと勉強してきた層が留年生に国家試験において負けることはあまり考えられません。もちろん0とは言いませんが・・・。やっぱり留年生は留年生であって、テストに対しての勉強量や準備はどこか抜けているところがあります。

底辺私立医学部にとっては厳しい戦いかも

今まで述べてきたのは国立大学医学部での話です。自分は国立医学部なので、ここでの話しかできません。

色々聞きますが、底辺私立大学医学部では国家試験は難易度の高いものかもしれません。

私立大学医学部では通常の講義に加え、いわゆる国試予備校の講義が大学のカリキュラムとして取り入れられているところもあると聞きます。

また、国家試験に通らなそうな人は卒業させない、という荒技もしているようです。

そういう人たちもまた、在学中にあまり勉強をしていないし、国家試験の準備も適切でないと思いますね。だから、合格率は低くなりそうです。

岡山大学医学部のわいせつ事件

岡山大学医学部の学生がわいせつ事件を起こしました。確かちょっと前にもエレベーターで女性の尻を触る、というような事件があったと思います。

医学生といえど普通の学生

事件を起こしてしまうのは良くないことです。しかし『医学部の学生なのにあり得ない!』みたいな意見はどうなんでしょう。医学生と言えど普通の人間であり学生ですので、他の学部の学生と変わりありません。

同様に最近、医師の性犯罪が連日のように報道されていますが、医師とて普通の人間です。他の人間同様だと思います。

とは言うものの、同じ世界に生きるものとして、性犯罪を犯すようなひとたちはいなくなってほしいですね。

医師という仕事は診察上、上半身裸になってもらって診察したり、全裸になって手術を受けてもらいます。これは業務上しょうがないことですが、大前提として『医師が純粋に業務を遂行するために行なっている。』ということが担保されている必要があります。

現実的には医師も人間ですので、キレイな女性の胸部診察をする時は良からぬ妄想をしてしまっているかもしれません。でもそれを出さないようにしていると思います。

しかし、こう連日医師や医学生のわいせつ事件が続くと『やっぱり医師って変態じゃない!?おっぱい出して聴診されるのイヤ。』という気運が醸成されてしまいます。実際は最近は女性でもTシャツを着ながらの聴診も多いと聞きます。診療上問題ないならそれでもいいのですが、上半身裸の方が診療にミスは少ないはずです。必要な時に必要な状態で診察できるのがベストだと思いますね。

昔から医師や医学生のわいせつ事件はあった!?

昔から医師や医学生のわいせつな事件はあったと思います。しかし、教師のわいせつ事件と同様にこのての報道の聖域がなくなりつつあります。個人的にはこの流れは良いものだと思っています。

刑事的な事件で医師を過保護にするのは医師のわいせつ事件を助長すると思います。ともすると、わいせつ事件を起こしても『報道されないし、医師免許も剥奪されないw』みたいな予備軍がこの業界には多くいると思います。

ただ、話は少し変わりますが、労働に対する報酬はきっちりとしてほしいです。働いた分はきちんと給料として払われる業界になって欲しいですね。

厳しい労働環境のストレスで金銭的な評価もされない・・・となるとそのストレスの吐け口が酒か女性になる・・・というのは容易に想像がつきます。だからといって犯罪が許されるとは思いませんが、ストレス→酒→泥酔→わいせつ行為、みたいな流れはどこかで元を立って欲しいですね。

医局の文化は様々

大学の医学部には各診療科に医局が設置されています。医局とはつまり一つの会社組織といっていいでしょう。

会社には文化があるもの

一般民間企業には文化があるものです。体育会系の企業もありますし、比較的おとなしい文化系のノリの企業もあります。はたまたIT系のようにスマートそうに見える企業もあります。

さらに、各種福利厚生制度や転勤のルールなど、業界によって、会社によって、エリアによって様々なルールや慣習があるのは当然のことです。

もちろん医局にもこうしたルールや慣習が存在します。

関連病院の人事をどうするか?
留学のルール
当直のルール
国内留学のルール
勤務体制のルールなどなど

そしてこのようなルールや慣習はホームページなどに記載があまりないので(あっても正しいかどうか怪しい)、実際、その医局の説明会などのイベントに出てみないとわかりません。

地域ごとに異なる文化

医局という組織の場合、地域による文化差が大きくなるように感じます。

都会の医学部の医局と田舎の医学部の医局ではかなりことなると思います。

都会の医学部ですと国立私立の医局が乱立している状況です。ひとつの病院がひとつの医学部に支配されていることは少なく、ひとつの病院にたくさんの医学部の医局が関連していることが多いです。

逆に地方の医学部ですと、その県の全国公立病院(私立病院を除く)のほとんどすべての診療科を支配しているケースが多いです。

また、都会の医学部ですと例えば東大だと関東一円その他長野県など広域に関連病院がるので転勤が大変ですね。

一方、地方の医学部ですと転勤は県内のみ、という感じです。まあ、県内だから大変ではないかというとそうでもなくて、半年くらいで県内の病院をローテートする科もあるみたいですから、それはそれで大変そうです。

地方は働き方がわかりやすい

地方の医学部の医局はほぼ県内にしか関連病院がないので、けっこう働き方がイメージしやすいですし、割と医局の会合とかも開きやすいイメージがあります。

一方、都会の医学部の医局は広域のため地方医学部生にとっては働き方のイメージもわきません。なので、実際に医局説明会に行ったり、知り合いの伝手を頼って色々情報収拾しなければなりません。また、自分の母校でない大学の医局に入ると”外様”と呼ばれてあまり良い待遇を得られないのも実情みたいです(要は誰も行きたがらない関連病院に行かされる)。もっとも、かつてよりも医局に入るひとが少なくなっており、人数不足のため今ではそこまででもないとも聞きます。

いずれにせよ、母校(出身地)よりも遠ければ遠いほど働き方やキャリア選択が難しくなることは確かであると思います。

新専門医制度は誰のためのものか?

医学生は医師国家試験に合格して医籍に登録すると医師になれます。医師になったら勉強が終わりかというと、そんなことはなくて仕事をしながら勉強しなければなりません。

専門医取るか?取らないか?

普通の医師であれば専門医を取ります。専門医とは内科専門医、外科専門医、産婦人科専門医などなどがあります。

要はその領域で一人前の医師者であるとのお墨付きがあることを示す資格です。

ただ、専門医をもっているからといって実際に臨床能力があるかどうかは別物らしいです。まあ、しかるべき施設でしかるべき疾患を経験して然るべき勉強をすれば取れる資格であります。運転免許のゴールド免許と同じかもしれません。運転はできるが上手いかどうかはゴールド免許ではわかりません。でも、一定年数は無事故無違反であった証になります。

医学生の高学年ともなると自分の進路を考え出します。自大学に残って研修&入局するか、はたまた、別の自大学のエリア外で研修をするかなどです。

ここ数年でこの専門医制度がガラッと変わりました。正直なところ、制度が難しすぎてよく理解できません。自大学に残り、どこかの医局に入るならばそこまで気にしなくてもいいかもしれませんが、遠方の医学部にいて、将来地元に帰るひと達はかなり慎重にならざるを得ません。

なぜなら、都道府県によってはその科に余剰人員がいると認定されてしまったら、専門医を取るための研修が受けられない可能性があるからです。

例えば『東京で耳鼻咽喉科の専門医を取るための研修に申し込めるのは毎年○○人まで』のように決められてしまいます。その人員の枠は大学病院を中心とする研修可能な病院に割り振られています。なので、まずは東京の当該病院で初期研修をすることが採用される近道になりそうです。もちろん、初期研修をその病院でやらなくてもコネなどで採用されれば問題ないでが・・・。

厚労省と既得権益の戦い

新専門医制度といい、初期研修のマッチングシステムといい、厚労省VS既得権益をもつ大学医局や日本医師会との戦いが裏に隠れている感じです。

厚労省は医師の地域偏在と診療科偏在を解消したい&大学医局の権力を無くしたい・・・と思惑なのだと思います。

逆に大学医局はマッチングシステムで安定的な新人医師の確保が無くなってしまったので専門医制度を使って復権を狙っています。

なので、本当の主役である医学生や初期研修医はないがしろにされている状態です。

厚労省は『制度さえ作って文句言う既得権益層を黙らせば思う通りに行くと思っている』と感じます。

制度を作るのはいいのです。日本の未来の医療のために頭の良い官僚が考えた策なのですから・・・しかし、最終的にそれを実際に行う医学生や初期研修医にもっと啓蒙したり情報連携したり、そもそも制度設計において医学生&初期研修医の考えを取り入れる考えはないのかな・・・と思います。

専門医機構を納得させるよりも、医学生&初期研修医を納得させた方が話が早いですし、なにより厚労省の思惑通りにことが進むと思うんですが・・・だって医学生はそういうことに関しては関心が浅いですし、興味がない人が多いです。『周りが良い』と言っているほうにくっついていく人ばかりですからね。

医学部への学士編入

柔道の朝比奈選手が獨協大学医学部の編入試験に合格したそうです。文武両道の大型医師が誕生しそうですね。ラグビー日本代表の福岡堅樹選手も大学を選ばなければ絶対合格できるので早くどこかの医学部に合格してほしいものです。

医学部の学士編入

獨協大学医学部に学士編入・・・と聞くと『世界的な選手だから贔屓されてるんじゃ』と思いますが、朝比奈選手は渋谷教育学園渋谷高校出身だそうです。

渋渋と言えば言わずと知れた超進学校。医学部に進学するひとも多いし、偏差値も都内トップクラスです。報道によれば現役・一浪では医学部に落ちたそうですが、柔道の結果を考えれば当然かもしれません。

むしろ、柔道でもてる全てを出してからの医学部進学の方が、医師になってからも人間性の面において良いかもしれません。

ラグビーの福岡堅樹選手も来年のオリンピック後に医師の道を本格的に目指すことになっているみたいです。恐らく、朝比奈選手のようにどこかの私立の学士編入の道を辿ると思うでしょう。国立大学の編入でもいいですが、都心部の編入はかなりレベルが高いので、国立ならば地方になると思います。それならば、都心部の私立に進学するのではないかと思っています。

東海大学医学部の編入試験

スポーツ選手やタレントみたいな人は東海大学医学部の編入試験が狙い目といえます。

世界的スポーツ選手だったり有名タレントだったら実質上、試験科目は『英語だけ』となります。

そのかわり学費は6年間で4000万円は少なくともかかります。

スポーツ選手や有名タレントであれば、医学生をしながら土日で講演すれば余裕で学費は賄えるとおもいます。福岡選手くらいであれば一回の講演で50万円くらいは余裕で稼げると思います。夏休みとか冬休みとかに集中的にやればウハウハですね。

東海大学医学部の編入試験はNHKの島津有理子アナウンサーが受験して合格したといわれています。

アナウンサーとか世界的レベルのアスリートが後輩(先輩)にいるっていいですよね。

うちの大学に福岡選手こないだろうか・・・。

反大麻・反ワクチン派を論破するために必要なもの

ツイッター上では大麻賛成派と反大麻派、ワクチン賛成派と反ワクチン派で激しい舌戦が繰り広げられています。

大麻は是か非か?

日本では大麻の保持や利用は違法です。なので日本での大麻は反対です。しかし、ツイッター上でやりとりされているのは主に『大麻の効果』にあります。

要は大麻が健康に悪影響か否か、そこが焦点であります。

反大麻の総大将的なツイッタラーはTaka@救急医 (@mph_for_doctors)氏です。詳しくはよくわかりませんが、アメリカの大学に留学している偉い先生です。

大麻賛成派で有名なのは正高佑志 医療大麻のお医者さん@yuji_masatakaです。

自分は賛成でも反対でもなく、興味がありません。日本で禁止されているものを体に良いとか悪いとか論じあっても意味がないと思います。

議論のゆくえ

恐らく大麻が純粋に身体に良い影響があるとは現状考えられないでしょう。taka先生がデータで示している通りだと思います。大麻賛成派はデータ自体を信頼性のないもの、としているので議論は平行線になります。

そもそも医療系の論文なり統計というのは生データを信頼していることを前提としています。ここでいう生データとは患者の各種データです。

実はこの患者のデータというのは正確に取得するのは至難の技です。

例えば、とある病院の糖尿病入院患者で一年間で収縮期血圧が160mmHg以上になった人が何人いるか?を考えてみます。

血圧というのはちょっとしたことですぐに値が変化します。なので、血圧を測った時にたまたま血圧が高くなってしまった人もいるわけです。その一瞬上がっただけの患者を1とカウントするか否かは(示したい論文の内容にもよるが)難しいです。

しかも、それをカウントする役(多くは医局の若手医師など)によってカウントするかしないか分かれてきます。詳しくカウントのルールを決めてもいいのですが、やはりそれでも人によってカウントは違ってくると思います。

というのも自分もとある論文の生データをカウントするバイトをしたことがあるのです。その時、一部どっちにカウントしていいかわからないデータがあり、それは適当に処理しました。

なので、医療系の論文の生データはけっこう怪しいところがあります。だから、反大麻派のデータを信じない大麻賛成派の考えも頷ける部分があります。大麻賛成派もそのことを熟知していると思います。

そもそも論

そもそもの話になってしまいますが、ツイッター上で議論してもほとんどのケースが徒労に終わるものと思います。

ツイッターは匿名でのアカウントが多いですし、なにしろ140文字しか記述できません。

見ず知らずの匿名の二人が『権威ある論文でエビデンスがある!!』と叫んだところで相手が納得するわけがありません。

どっちが正しいとかそういうレベルの話ではないと思いますし、世の中『正しいことがすべて』とも限りません。

医師の中には『エビデンスがあること』に囚われ、それが全てで正しいと思っている人が多くいます。正に『病気をみて患者をみず』状態です。

間違っている医療情報を正したいと思うならば、リアルで直接対決するか、議論を避け、自説の正しさを証明するツイートを拡散させていけばいいと思いますね。

失敗する方法をやり続けてしかも『疲れた・・・』と愚痴ってしまうのは、僕にはクレバーな医師には到底みえません。

医学部の繰り上げ合格者の実態

ツイッター埋め込みは本文とあまり関係がありません・・・。

医学部の繰り上げ合格について

国立大学の医学部であれど入学を辞退する人が2~3人はいます。なので、繰り上げ合格者が各学年にいます。

入学を辞退した人の多くは(というかほぼ全員?)は私立に入学する人が多いようです。

昔のひとならば私立の医学部は慶応以外は毛嫌いする人も大かもしれません。しかし、いま私立医学部は猛烈に偏差値が上昇しており相当な難関になっています。地方国立医学部に入るよりも断然難しいといっても過言ではありません。

繰り上げ合格者はバカ?

繰り上げ合格者は正規の合格最低点に達していません。でも、達していないといってもそれこそ1点や2点足りなかったというレベルなので、正規合格者の下層とほぼ同じレベルといってもいいでしょう。

なのですが、実際は繰り上げ合格者は総じて入学後の成績は良い傾向があります。これは自分の大学の傾向でしかないので言い切るには母数がたりないとは思いすが・・・。

恐らく、繰り上げ合格が悔しくて入学後はがんばっている・・・というのが彼らの心境なのかもしれません。

逆に留年するのは入学試験の成績優秀層だったりします。留年生は本気だせば他の学生と同じスペックは持っているのですが、入試で燃え尽きてしまっている感があります。

要は入学時の成績と入学後の成績はそこまで相関性は無いということです。

在学時と卒業後の成績

我々医学生は国家試験に合格すると各地の初期研修病院に就職します。在学時の成績と初期研修での成績(業績)は関連するのでしょうか?

これはあくまで想像の範囲なのですが、あまり相関性はないような気がします。

医学部で求められる技能は効率的に勉強する能力です。いかに時間の無い中、誘惑の多い中、求められる勉強量をこなすかが鍵となります。

初期研修ですが、座学のような勉強も必要ですが、主には手足を動かしての手技を学びます。もちろん、座学で得られる知識を前提とした知識であるので成績が良い人が手技もできそうに思えます。しかし、初期研修は先輩、上級医、コメディカルといった人間関係のなかで勧められますのでコミュニケーション能力がないと身につくものも身につかないでしょう。

ですから、在学時の成績と初期研修医としての能力はあまり相関がないような気がします。

ま、最強なのは在学時の成績も良く、コミュニケーション能力に長け、モチベーションの高いひとでしょう。

できるならそういう人間になりたいと思います。

コストパフォーマンスと医学部

最近ツイッター上でやや物議をかましているツイートです。色々と検討する価値のあるツイートだと感じました。

コスパを求める医学生

医学生に限らずそれなりの分別のある人間であればコストパフォーマンスを求めるのは当然の常であります。価値のないものに延々と時間なりお金なりを費やしているのはもったいないですし、意味がないと思います。

特に医学生はコスパを求められるシチュエーションが多いのも事実なので、コスパ命の医学生・研修医・医師が多くても不自然じゃないと思いますね。朝から晩まで講義と実習で固められてからのテストラッシュ・レポートラッシュをこなすにはコスパ高くこなしていくことも重要です。

ですから将来の診療科を決める際も、自分の興味だけでなく各種コストに見合った科を選ぶのもごく当然のことと考えます。

逆に例えば産婦人科などの人数が少なく激務な科、しかも給料は他科とほぼ変わらないところは、待遇が改善されないまま飛び込んでも自分自身が疲弊してバーンアウトしてしまうだけだと思います。

現在がんばっている産婦人科の先生たちには申し訳ないとは思いますが、社会として本当に『このままだと日本の産婦人科ヤバイ』となって産婦人科医が優遇されるようになるまで入局は待った方がいいかもしれません(やりたい人は別だと思います)。

フリーの麻酔科

このツイートの面白いところは『コスパを求める研修医を非難するコスパ重視のフリーの麻酔科医』というところです。

おそらく本人はフリーの麻酔科医をコスパが高いと思っていないのでしょう。医者一般からみればコスパ高いと思いますけど・・・。

今はそれなりに解消してきたようですが一時期麻酔科の人手が足りない時代があったようです。東日本は今でも足りていない状況らしいですがその時期よりかは随分マシになったのだと思います(西日本は十分足りているみたいです)。

産婦人科もフリー化したらいいんじゃないでしょうか。

産婦人科の専門医とってフリー化したらがんばれば1億くらいあっというまに稼げそうです。特に産科。

近い将来、こどもを安全・安心に出産するためには大門未知子みたいなフリーの産科医にお願いする必要があって、周産期すべて診て2,000万円・・・みたいな時代もくるかもしれません。もちろん、富裕層限定ですが。

産科医+麻酔科医

かねてから思っているのですが『○○科医+麻酔科医』という働き方もいいと感じます。

初期研修後、麻酔科の標榜医までは取得して、以降、産婦人科領域の麻酔を空き時間に学ぶ。メインは産婦人科とか外科とかに所属する。

とくに産婦人科とか泌尿器科、整形外科とかと相性がいいと思います。

産科だと妊娠から出産までひとりで対応できるようになるので面白いと思います。贅沢をいうならばそこにIVRのテクニックも加えて、お産の大量出血に対応できるようになれたらパーフェクト産科医になれるかもしれません。

給付金型奨学金と学費免除が連動される

今年度から低所得世帯向けに給付型奨学金が設定されます。

本当の低所得者にはお得

政府は低所得者向けに新規に給付金奨学金を設定しました。この制度の目玉は採用されると給付型の奨学金をもらえるのに加え、学費の免除も受けられるという点です。

実際には所得などに応じて給付額がことなります。三段階に分かれており、満額、満額の2/3、満額の1/3となっています。

学費の免除もこの三段階に連動しており、満額の給付金を受ける人は満額の学費免除となります。同様に1/3給付金の人は1/3の学費免除がなされます。

申し込みの注意点

申し込みは、

  1. 世帯所得
  2. 高校卒業から入学までの年数
  3. 学力基準

この3点が重要です。

世帯所得は所得と資産に分かれています。収入が多くてもダメですし、収入が少なくても資産が多ければダメみたいです。住民税非課税世帯なら給付を受けられそうですね。

また、高等学校等を初めて卒業(修了)した日の属する年度の翌年度の末日から大学等へ入学した日までの期間が2年を経過していない人、という期間的な制限もあります。

学力基準はGPA(平均成績)等が在学する学部等における上位2分の1の範囲に属すること。また、修得した単位数が標準単位数以上であり、かつ、将来、社会で自立し、活躍する目標を持って学修する意欲を有していることが、学修計画書により確認できること、とされています。

注意点

上記で『給付金と学費免除が連動している』と記載していますが、これはあくまで一般論であり、大学によって対応は様々なようです。完全に連動させているところもあれば、分離されているところもあるかもしれません。これについては個別に大学に問い合わせることが必要でしょう。

実際の大学生への影響

医学部は3浪以上の人も多く、今まで学費免除を受けてきた学生の多くが『給付金奨学金も貰えず学費免除も対象外』となりそうです。

特に学士編入で入ったひとで学費免除を受けてきた人は全員打ち切りです。

逆に本当に所得が低く貧乏なひとは今までの学費免除に加え、それなりの給付金を受け取るようになります。

今回の制度変更で恩恵を受ける人もいれば不利益を被る人もいます。

自分も学費免除を受けていましたが家計基準で対象外になるような気がします。可能であればエントリーしてみますが期待はしていません。

制度の詳細は以下のリンクへ
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/kyufu/shikaku/zaigaku.html#gakuryoku