テレビの報道にリアルの自分の知り合いが近づいてきた。

さすがに現れはじめた知り合いのコロナ感染

これまでラインやメール等でそれなりの間隔でやりとりしている友人の新型コロナ感染はなかった。しかし、12月に入ってからは感染者がでたり、濃厚接触者として自宅待機を余儀なくされている人も出てきた。

4月以降、毎日のように報道で新型コロナに関する情報があったが、かなり他人事な感じがしていた。もちろん、自分の両親とは頻繁に連絡を取り、感染に気をつけるように注意を促してきた。でも、たぶん自分の両親は大丈夫と根拠のない自信だったり、希望的観測をしていた。自分自身もコロナ感染者はいるものの、身近な人は罹患していないし、それほど蔓延しているという地域じゃないから、やっぱり他人事感はあった。

でも、知り合いが感染したとなると状況は異なってくる。

流行地域では、いつ誰が感染するかわからないレベルとなっている。去年までは長期休みの度に会っていた仲の良い友達もいつ感染して死ぬかわからないと感じている。先日急死した国会議員は基礎疾患のオンパレードだったけど、タバコを吸っている友達もいるし、死ぬ可能性が低いからといって安心はできない・・・。

潜在的既感染者

先日久しぶりに連絡をとった友人と話をした時のこと。

その友達は3月くらいに1週間くらいのインフルエンザ様の高熱が出たらしい。高熱が出る前の日にラーメンを食べにいったが、味が全然しなかったということでひどく機嫌が悪くなったらしい。その後、その友人の家族も1週間まで行かないが発熱したようだ。あの当時、かなり新型コロナが流行してきだしたが、日本でも数件の感染しかしていなかった時だと思うので、本人たちはまさか新型コロナとは思わなかったみたいだ。でも、今から思い返してみれば、あれば新型コロナだったんだと思う・・・という風に話していた。恐らく、それは新型コロナだったんだろうが、こういう様な形で既感染していた人は全国に多数いるのではないかと思う。先日、『新型コロナは12月頃には全世界に波及していた』という内容のNHKの番組をみた。恐らく日本も12月頃には新型コロナウイルスが既に侵入していたのだろう。もしかしたら、自分も病院見学をしているうちにどこかでコロナにかかっていたのかもしれない・・・と思う。

年末帰省の学生

年末の帰省で多くの医学部生を含む大学生は実家に帰っている。流行地域に帰省している人間も多い。いまの都会の状況を考えると、いかに感染防御したとしても全員が防ぎ得ることは不可能であり、年明けに流行地域で感染した学生が各地方にコロナウイルスを撒き散らす結果になるだろう。恐らくどの大学も、流行地域から帰還して2週間の自宅待機時間を設けているだろうが、2週間家から出ない訳にはいかないので、大学関係者以外への感染伝播は避けられないだろう。