医学部の勉強は果てしない量をこなします。必然と効率化を求められますが、効率化を求めすぎると、目的が効率化になってしまい本末転倒です。

スマートフォン、タブレットなど電子機器の発達、アプリなどの発達により勉強方法は無限ともいえるほど多様化しています。僕のまわりの人間もいろんな人間がいますがちょっと触れてみたいと思います。

電子機器持たない派

さすがに携帯電話やスマホを持たない人はいませんが(でも入学時にはいた笑)、タブレットやPCを勉強に使わない人もけっこういます(PCでネット検索とかはする)。

講義は基本的にレジュメが配布されます。紙ベースのレジュメが配られないケースもありますが、PDFなどのデータで配られます。電子機器持たない派はこれらを紙で管理しています。

紙媒体もたない派

電子機器持たない派の対極にある人たちです。紙媒体でレジュメが配られても画像かしてタブレットやPCに取り込みます。それで、ipadのApple Pencilかなんかで書き込みやアンダーラインを引いています。もちろん教科書は電子書籍か自炊したPDF。

こういう層の興味ある話題は新しい業務効率化アプリやその使い方談義です。ほどほどにしといてくれればいいのですが、プライドの高い医学生なので『自分の管理方法が一番』という感じにマウントを取ってきますので非常に面倒くさいです。

ひとのやり方にケチつけるのもなんですが、効率化に傾倒しているくらいならその分じっくりと勉強した方がいいし、効率化して得た知識って無機的だと思うんです。実際の生きた知識になりにくいと思います。

電子機器も紙媒体も大切派

実際的にこの層が一番多いです。紙媒体で配られたものはそのまま管理。それなりに電子書籍などももつ。適宜、ケースバイケースで電子機器と紙媒体を使いこなす。とりあえず、現段階でのテクノロジーと人間の関係性では一番良いものと個人的には考えます。自分もこの層に入っています。以前『病気がみえる』を電子書籍で全種類買ったのですが、なんかイマイチでした。勉強した感じがもてません。

最後に・・・

究極的に勉強方法なんて自分のやりたいように、やりやすいようにやればいいと思います。ただ、電子機器効率化重視派の人たちの一部には効率化することが目的となって、本来の勉強がおろそかになっていることがあります。最終的にはどれだけの時間を勉強に費やしたかが重要だと思います。