医学生とはとかくプライドが高い人が多い。

自分が一番天才、優れている、などと思っている輩が多い。

そんな人間なんで『自分が一番正しい』といってきかない人が多いです。

幼少の頃から甘やかされて育ち、親の力・金で勉強をし、周囲を見下しながら育ってきた人間も多いです。

特に地方の国立大学医学部だと地元の県下トップの公立高校からの進学生も多く、そういう人たちはひときわエリート意識が高いのが特徴です。

地方なので比べる物差しが勉強かスポーツくらいしかないから当然なのかもしれません。

東京の開成やら筑駒、兵庫の灘高などの出身ならエリート風ふかせるのも納得ですが、地方の県立高校のトップくらいでイキられても、むしろ見てるこっちが恥ずかしくなってしまいます。

プライドをもつのは悪い事だとは思いませんが、頭が良い=偉い、みたいなところから始まるプライドは成長の妨げになるどろか邪魔でしかないです。そういう人たちは恐らく、将来、臨床医になっても患者さんを下にみた診察を行うでしょう。

医師に限らず世の中で成功しているひとはヘンテコなプライドなどもたず、謙虚に生きているタイプの人が多いと思います。

普通、勉強すればするほど自分の無力さ、バカさ、が見えてくるものです。プライドの高い人そういうところに気づいていないような気がしています。

振り返って医学というものは尋常でない量の知識量が求められます。覚えても覚えても覚えきれないし、覚えてもどんどん情報がUP-TO DATEされます。過去の知識だけでは最善の医療を提供することはできません。

なので、常に謙虚に学ぶ姿勢を保っている事が名医の条件です。

果たしていまのプライドの高い医学生は名医になれるのでしょうか?