まずはリンク先の文春オンラインの記事を読んでみてもらいたい。

国立と私立での留年の違い

多くの非医学部関係者にとっては国立医学部と私立医学部の違いなどどうでもいいので、こういった問題を一緒くたに考えてしまう人も多いのかもしれない。

国立医学部の学費が53万円くらいなのに対し、私立医学部は300〜600万円くらいなので、留年すると出費は大違いである。出費は学費だけでなく生活費もあるわけだから、国立医学部だって留年すれば少なくとも300万円くらいかかる、私立だって下手すると1000万円くらいの追加出費があるかもしれない。

私立の場合、そもそも開業医の子弟などが多いから、今更追加の1000万円なんて屁でもないみたいな人が多いのだろうけど、そんな裕福でもない人が留年したら退学も視野にいれなきゃならない人も多いよね。

教授の車が国産、学生の車がベンツ・ポルシェっていう内容があったけど、国立にしたって似たようなところがあります。

ただ、教授で国産乗っている人は少ないと思います。フォルクスワーゲンのトゥアレグやベンツのEクラス程度の車には乗っています。

しかし、学生の中ではBMWからアウディ、ボルボなど親からのお下がりを乗っている者も多いです。あと、一番多いのはスバルのレガシーとホンダのフィッツ。私立に行かずに国立にいったわけなので、下手すると2000万円くらいは安くいくので外車のひとつでもねだってもいいのかもしれない。

留年理由の国私の違い

私立の留年理由は圧倒的に勉強のやる気のなさが目立ちますね。国立の場合も同じ理由ですが、恐らく、やる気ないレベルが国立と私立では段違いなのでは?と思います。

以前、病院見学で一緒になった私立医の学生がこう話していました。

「私立医だとみんな本当に勉強しない。だから、ちょっと気を入れなおしてちょっとでも勉強すると周りの友達よりも頭が良くなってしまってその状態に満足してしまう。」

らしいです。要はみんな勉強しなさすぎて、自分が少し勉強すれば天才レベルになってしまうので、それ以上勉強しなくなってしまう・・・ということです。

なんたる負のスパイラル。

国立医の場合はそういうことはおこりずらいです。逆に勉強できない奴に発言権はない、という雰囲気ですし、一定の人数で周囲とは無関係に勉強を進める向学心の強いひとがいます。

私立医でもピンキリですし、下層の私立医の中でも人によりけりだと思いますが、私立医が低くみられるのはこういった現実かららもしれません。

にしても私立の場合、学生を留年させた方が国試合格率も上がるし、売り上げとしても上がるし、学生を留年させない手はありませんね。実際、合格点未達なわけですから言い訳はききません。