医師になろうとしている人が「生物に興味ない」ってどうなんでしょう。というか医学生ならちょっとは生物にも医学にも興味があると思いますが・・・。

医学部受験には理科二科目必要

一般的に医学部受験には理科が2科目必要です。昔、九州大学医学部とかは理科3科目必要だった気がしますが、今はもう2科目になっていたと思います。詳しくは九大医学部のHPをご確認下さい。

さて、大抵の医学部はセンター試験で2科目の理科を受けて、二次試験で2科目の理科の試験を受けます。二次試験で理科がない医学部とかもありますが、まだ一部にすぎません。

理科は生物、物理、化学の三つから選ぶことが多いと思います。

自分は生物と物理を選んでいました。

入学後、役に立ったのは生物ですね。物理もそれなりに役に立ちますが限定的です。放射線診断や治療の基本となる原理は物理学ですので、そこらへんで役に立ちます。あとは歩き方に障害がある場合、杖や松葉杖などを使うと思います。ここらも基本的な力学の知識が役に立ちます。でも、物理学未修でもなんとか理解ができると思います。

個人的には化学がほぼ未修レベルであるのが自分の弱点です。

生化学や薬理学はかなりの苦手分野です。化学の構造式なんて出るとそれだけで絶望的な気持ちになります。それでも、定期試験を突破するのはそれほど難しくありません。

医学生に生物は必修か?

医学生に生物が必修か?と問われれば『否』でしょう。

しかし、生物に全く興味が無い、というのは頂けないような気がします。医学部を出て臨床するも、研究するも結局は生物に関連するからです。医学部を出て医学とまったく関係無い世界で生きていく(小説家とか)なら良いんですが・・・。

生物も医学も興味ない人が実臨床に出て診療するのってちょっと怖いです。とりあえず国家試験を突破するだけの知識だけ付けて適当に臨床経験を積む・・・。

よくわからないですね・・・。医学部にいて、国家試験を受けようとしている時点で生物にも医学にも興味が無い訳ないと思いますね。

なんか、かっこうつけて『僕は医学にも生物にも興味ない』と言っているような気がします。