英国はロックダウンを繰り返したにもかかわらず、
日本の半分の人口で18.5 万人という人口比で10倍の死者を出しました。現在でも日本の5倍の人が、毎日亡くなっている最もコロナ対策に失敗した国です。
決して『過去のもの』になってなく、諦めているだけです。
絶対に見習うべきではありません。 https://t.co/gdTc2PwK66 pic.twitter.com/oKu3drk4Zo
— 知念実希人 小説家・医師 (@MIKITO_777) August 6, 2022
リアルワールドとツイッターランドではまったく異なることが起こっている。
救急外来はコロナ陽性患者多数あり
8月に入り研修生活も5ヶ月目。けっこう病院にも慣れ、いろいろな病院ローカルルールにも慣れてきました。ブログを書く暇はありますが、頭の中を整理してゆっくりとPCの前に鎮座する時間は作れそうで作れない。いや作ろうと思えば作れるのですが、ほかにやること満載。ジム行ったり、サウナ行ったり・・・。
さて、自分が勤めている地域でもコロナ陽性者は過去最大となっています。救急車で運ばれてくる発熱患者のコロナ陽性率もかなり高くなっています。もちろん発熱していない搬送患者で検査したらコロナ陽性・・・なんてひともちらほらいます。発熱していないとフルPPEしていないので感染リスクはかなり高いですね笑。
こんなに発熱外来に患者がきても救急外来は通常モードです。特に修羅場でもないですし、いつものように淡々と業務をこなすだけです。コロナよりも重大な敗血症性ショックや心筋梗塞になっている患者さんがくるのでそっちが修羅場です。正直、医療者はもうコロナなんて定型的に検査して全身状態みてアセトアミノフェン出して自宅療養をしてもらうだけになっています(軽症者しかこないので)。重症のコロナはみれない施設なのでなんとも言えませんが重症患者でもやることは定型的なので業務的には大変ではないと思いますね。
医療者の多くは(少なくともうちの施設は)コロナなんてただの厄介者で早く5類に、というか普通のインフルエンザで扱いでいいと思ってると思います。ワクチンも打ってても、打ってなくても感染しますしラゲブリオとかの薬もどれだけ効いているか本当のところわかりません。結局、自分自身の治癒力で回復している人が多いイメージです。PPEとかも正しい脱ぎ着する手順があると思うのですが、誰も正しくやってません。ルールとしてフルPPEしなきゃいけない場面ではやっているだけ・・・という状況です。たぶん、どこの施設でも状況は同じだと思います。だって、面倒だからいちいち何度も脱いだり着たりするの。
医療者は早くコロナを2類感染症として厳重管理するのをやめて、コロナ前の状況に戻って欲しいと思う一方で、このままコロナ騒動がゆるやかに続いていくのもいいかも・・・と思っている人も一定数います。それは、コロナ患者に対応すると特別手当がもらえるからです。施設によって手当のシステムは異なりますが、1日にすれば2000円から5000円くらいを余計にもらっているのではないでしょうか。これは国から指示されたようなものではなく、各病院独自で設定しているものと思います。また、自分自身がコロナになれば1週間くらい休めますし、医療者の人数が少なくなればキャパシティ内でしか救急車や入院を対応しないので、特に救急卯外来は暇です。いま自分の病院でも少なくない看護師がコロナ陽性or濃厚接触で休んでいて、慢性的に病床は埋まっていますので、あまり救急車を受けれる余裕がなく当直帯はコロナ第7波?以降は暇ですね。暇な上にコロナ陽性患者を対応すればプラスで4000円の手当がもらえるので「こんなんでいいの?」と思ってしまいます。自分はもっと救急患者を対応してスキルアップしたいですし、1日4000円はどうでもいいです(貰うもんはもらうけど)。