医者は威張っているイメージがありますが・・・

一般的に医者といえば難しい顔をしていつも威張っているイメージがあります。実際に病院にいると、たしかに結構威張っている医者は多いような気がします。

威張っている医者はあまりよくないとは思いますが、いざ医者として働いてみると”威張って”いないと仕事がうまく進まないケースが出てくるような気がします。自分のような研修医ではそういう場面はほとんどないのですが・・・。例えば、医者があまりに腰が低すぎると患者が自分の方が立場が上と勘違いして要求がエスカレートしていってしまいます。あくまで患者~医師関係は平等であるべきであると思いますが。実践的には微妙に医者が威張り気味・・・というのがジャストな感じがします。

医療者間でも似たようなことが起きています。医者は治療や診断が専門であり、看護や放射線や機材や薬局関連の業務は深くはタッチしません。もちろん、どの業務にも精通していればベストなのでしょうが、現実にはそうはいきません。ですが、一部このようなコメディカルの中で自分の精通している業務について医者がちょっと通常と違う判断を下すととたんにクレームを入れてくる人がいます。大事なことであればそのようなクレームも突っぱねますが、いつも突っぱねてると関係も悪くなっているので相手の要求を受け入れることもあります。そうすると相手は「医者をやりこめた」とか「医者は仕事ができない」のような顔をしてきます。あくまで一部の人ですが・・・。ということもあり、コメディカルにも普段から威張っていると「この人には話し通じないだろうな・・・」と勝手に思ってくれて面倒臭いクレームは少なくなります。そのかわり、裏では壮絶なdisをされますが・・・。

なので、医者が威張っているのはある面では仕事を効率的に進めるためでもあるわけです。でも、それが良いことかどうかは自分はまだわかりせん。腰が低く、まったく威張らずともうまく仕事を進めている医者もいると思いますので。