医学部受験者にとって気になる話題である『医学生カップルの卒業後」について書いてみたいと思います。

結婚する

国家試験合格後、お互いが距離的に近い研修医病院につとめ、そのまま結婚するパターンが一番多いと思います。

初期研修医期間が終わってから結婚するひとたちもいますが、初期研修という濃密な期間を共に過ごした研修医仲間といい感じとなり、そっちに乗り換えられる可能性があるので女性は結婚を早める傾向にあると思います。

卒業前後で別れる

これもけっこう多いです。初期研修先が遠距離となり、自然消滅するパターンです。これは民間企業に就職した大学生にもありがちなパターンです。

今日日、医学部というのはどこもだいたい地域枠(卒業後もその地域に一定年数残らなければならない)があります。

片方が地域枠入学でもう一方が一般枠(卒後フリー)だとマッチング前後で喧嘩となり別れるパターンがあります。なので、こういったパターンで付き合っている男女はそれなりの覚悟をする必要があります。

恋人と別れるのが嫌で、地域枠の約束を反故にし、県外に出ていく研修医や後期研修医が多いのが問題になっています。

結びつきの強いカップル

お互いが依存しているようなカップルは自分のキャリアよりも、恋人を優先します。

自分が行きたい研修先よりも、相手が行きたい研修先の近くの研修病院を探したりします。

また、上記の地域枠&一般枠カップルでも、このような仲の良いカップルは地域枠の方に合わせて、地域に残るケースがあります。

この傾向はまさに大学側の思うツボであります。地域枠を設けて、男女が付き合うことによって一般枠も一緒に残らせる・・・という戦略。

女子の勤務状況などで差別的な入試をするよりも、人間の自然な感情に任せるという方法は見事と言わざるをえません。