面白いことに医学部には『医学部やめたい!!』といつも愚痴っている学生が大勢います。今回はこういう学生について話してみたいと思います。

本当に辞めたいと思っている人

『医学部辞めたい』と言っていて本当に辞めたいと思っている人はほぼ0%と言っていいでしょう。

本当に辞めたい人は既にやめる行動に移しているか、休学の手続きをしています。本当に辞めたいひとは『辞めたい』なんて言ってられません。

休学する人の多くは本当に気の許せる人にのみ『辞めたい』とか『休学したい』とか相談しています。なので、多くの医学生は休学したことに気づかず、いつの間にか休学していた・・・という状況になります。

現状が辛いから辞めたいと言う人

実質このタイプが99%を占めると思います。医学部の勉強や実習が面白くなく、やることもいっぱいなのでやる気を失っている人たちです。

こういうタイプの人たちは総じて『文句や愚痴が多いものの、成績は良い』傾向にあります。

つまり、勉強・実習は嫌だけど現実的には一生懸命やっている、ということです。

自分のストレスを言葉で発散して、周囲に同調圧力をかけ、雰囲気を悪くするタイプです。そのくせ、自分自身はストレス解消されて勉強に励む、という感じになります。

医学生の半数程度は『面白くない医学部生活をなんとか面白くしようと前向きに努力している』と思うのですが、こういうタイプが近くにいると付き合いで同調せざるを得なく、結果として相手のストレスをこちらが受け取る形になります。

『こっちはなんとかストレス感じないように工夫しているのに、あいつといるとマイナス思考でストレスもらっちゃう・・・。』なんてことが良くあります。

自分はそういう人が会話に加わってくるとトイレに行ったりしてその場を去ります。そういう輩の話を笑顔で聞いていられないからです。。下手に同調しないと『マジメかよw』的な感じでこっちが変人扱いされてしまいます。

何も考えずに辞めたいと言う人

特に考えもなしに反射的に辞めたいという人もいます。周りに『辞めたい』と叫んでいる人がいると同調して『辞めたい』という人たちです。

同調しないと面倒だから言っているだけで、本人たちはその気はさらさらないです。

結論

『医学部辞めたい』と言っている人で本当に辞めたいと思っている人は実質皆無と言っていいでしょう。ただ現状が辛く、一時的な薬として『辞めたい』と言っているだけだと思います。