医学部には1年生から6年生まで6つのクラスがあると考えてよい。

このクラスですが、各学年によってかなりカラーが違ってきます。

隔年現象が起こる

大まかにいうと

  1. まじめな学年
  2. 不真面目な学年

この2種類が隔年ごとに生じます。面白いほどに隔年現象がおこります。

これが生じる主な理由は『不真面目で問題ばかりおこす学年がある』というところです。

まじめな学年はひとつ上の学年の不真面目さをみて『俺たちはマジメに行こう』と思います。

不真面目で問題をおこす学年は、留年する数が多かったり、楽勝だった科目の教授を怒らせて試験が難しくなったり、レポートが面倒なものになったりします。

必然と学年全体の雰囲気は悪くなり、ギスギスしだします。

こういうのをみて、下の学年は反面教師でマジメになっていきます。

学習しない医学生

医学生は単純な人が多いので過去の歴史に学びません。

マジメな学年の下の学年は、マジメな学年のおかげで直った教授陣の機嫌を再度怒らせにかかってきます。

去年の状況だけをみて、2年前の修羅の状況を考慮しません。懇切丁寧に教えても右耳から入った情報が左耳へと流れていきます。

医学部ではだいたい各学年で登場する教授・教官は決まっていますので、彼らは2年に一回怒っています。

ですから、1年生&3年生&5年生が荒れている時は、2年生&4年生&6年生は平和ということになります。

修羅の学年は最悪

荒れた学年は本当に辛いです。

本来ならば普通に優しい人でも、疑心暗鬼になっていて、気が立って冷たい感じになります。

悪魔のシケタイ

こういう学年だと試験は大変です。

医学部には各科目に試験対策委員(通称”シケタイ”)が編成されます。しかし、悪魔みたいな人間がシケタイを務めると最悪です。

先生から得た試験情報(何が出題されるか?どこが重要か?など)を学年全体に共有しないどころか、間違った情報を流します。

特に試験形式で『今年はマルチプルチョイス式でテストするみたいです!』なんて言っときながら、がっつり『記述式』で出題されるとかが起こり得ます。

また、実習の延期だったり、各種連絡事項を共有しないという技もあります。

ラインいじめ

冒頭のツイッター埋め込みにあるように『学年ラインいじめ』もあったりします。

自分の学年はそういうことは一切ないのですが、別の修羅の学年のラインをみたら『この学年じゃなくて本当に良かった😭』となるほどの内容でした。

留年決定者のグループ強制退出はまだましですが、試験が順調な人たちが苦戦している人たちを名指しで、わざわざ学年ラインで『明日は○○の再試です。○○君と○○君はこれを落としたら留年確定です!頑張ってください!』みたいなことを送っていました。

怖い本当に怖いです💦

どういう学年かは運

自分が所属する学年がどういう雰囲気かは運です。運悪く修羅の学年になってしまった時は、大人しく粛々と自分のやるべきことをやって6年間を過ごすしかありません。