コロナ下の医学部の病院実習

各医学部の病棟実習は中断されているところが多く、映像実習というよくわからない実習を行なっている(ところが多いと思う)。

コロナ時代の病棟実習

こういったご時世なので医学部5年、6年で行われる病棟実習は病棟では行われずにインターネットを介して映像授業が行われている。

各大学趣向を凝らしている・・・と思いたいが、おそらくどこの医学部も大した価値のない映像授業を行なっているだろう。

・・・と書くと大学側に批判的と思われるが、そうでもない。いやこういう感じでいい。座学講義に毛の生えたレベルの今の映像授業で良い。毎日のdutyな時間も少ないし、課題もそれほど面倒でないからだ。

コロナ対応で何かと忙しい大学病院の手を煩わせるのはこちらとしても気が引ける。だから”なんとなく実習してる感のある映像授業”で十分なのだ。

そもそも、リアルでの病棟実習もあまり身になるものでもない(弊学のは)ので、このまま2年間は映像実習の時代が続いてもらっても一向に構わない。

時間余りの時間に何をするか?

映像実習の拘束時間は短いので、毎日相当に暇である。

なので自分は国家試験用の映像授業を毎日コツコツとみています。自分はmedu4という会社を利用しています。講師のDr.東海林穂澄は東大Ⅲ出身のエリート。講義内容も教え方も良く、一気に医学的知識が高まるとともにモチベーションもアップします。

近年の国家試験はこのような医師国家試験対策の映像授業会社のクオリティーが上がっており、また、国試勉強開始時期の早期化が強まっており試験自体が難しくなっています。国家試験はだいたい毎年90%の受験者が合格しますが、母集団のレベルが上がっており、90%取るのが難しくなっています。

ですので、今この天が与えた時間を国家試験の勉強にあてない理由はどこにもありません。国家試験の勉強しても全然時間あまりますしね・・・。

恐らく、いま国家試験の勉強をしていない人は試験前にかなり苦労するでしょう。まあ、国家試験が難しくなったといっても実際はそこまででもありません。いつの時代も前もって計画的に勉強している層は合格します。問題は国家試験の意識が高くも低くもない中間層です。こういった層は全体の勉強の進捗具合の雰囲気をみて勉強を進めることが多いです。なので、こういった層で出遅れ気味になっている人たちが残念ながら不合格となると思います。

最後の自由時間

学生時代は社会人と違って時間に余裕があります。コロナ下でさらに時間に余裕をもっているのがいまの学生です。

ですので、自分は国家試験の勉強に加えて英語での医学の勉強(usmleではない)と新たな語学をひとつ勉強しはじました。

マッチングの面接で『コロナで実習ができなかったと思うけど、何に時間使ってた?』なんて質問があるかもしれません・・・。