医学生とあいさつのはなし

当ブログでもたびたび話題としている『医学生とあいさつ』であるが、またこの件に触れてみたいと思う。

小学生でもできるあいさつ

昨日、自宅近くの銭湯に行った時のこと。

道中で小学生低学年くらいの女の子と路上ですれ違った。恐らく、学校で『近所の人とすれ違ったら挨拶をしよう』と教えられていたのだろう、向こうから挨拶をしてきたのだ。

もちろん僕も『こんにちわ』って言ってすれ違った。小学生でもみずしらずの人にきちんとあいさつできるのか・・・と感心した。

医学生の挨拶

翻って医学生をみてみると挨拶のできない人間が本当に多い。

別に挨拶に加えて世間話を求めている訳ではない。すれ違いざまに『おはよう』とか『お疲れ様でした』と一言あればいいのだ。究極的には会釈だけでもいいと思う。

医学生の多くはすれ違っても目線すら合わせない人が多い。

彼らの言い分としては『相手が自分のことを覚えているかわからないから挨拶しようか迷う。迷っているうちに通りすぎる。』という感じである。

うん、覚えているよ。自分が覚えているなら相手も覚えている。

というか、相手が覚えてなくてもいいし、結果無視されることになってもいいだよ。

ま、すれ違っても挨拶しない人間ばかりなので(親しい人にはする)、自然と挨拶するのは気心知れた親しい人だけになるのは当然なのかもしれない。

しかし、小部屋で行う少人数グループでのミーティングで、部屋に入る時くらい挨拶はしっかりとしてもらいたいもの。

そのくせ、部活の先輩とかには尻尾振るようにキラキラして『お疲れ様です!!』なんてしているのをみると非常に興醒めです。

医師とコメディカルを隔てるもの

医師とコメディカルとのコミュニケーションを隔てるものの一番が挨拶であると思う。

朝一番で会って『おはようございます』がなかったらその日一日その人とは仕事がうまくいかないであろうし、何かあったときに『ありがとうございます』とか『すいません』とかの言葉がなければ心は通じない。

人の将来など気にしてもしょうがないし、無駄ではあるけども、こういった挨拶しない医学生は病院で勤務医になっても自分が重要と思うひと(上級医師とか看護師長とかのキーパーソン)にしか尻尾降って挨拶しないだろう。その他の本来重要な仕事を担っているコメディカルにはろくな挨拶をしないのだろう。

そういったは得てして世渡り上手であり、昇進や恵まれた環境を得るのだろう。いつまでたっても医師とコメディカルの対立構造がなくならないのはこういった挨拶もできない人たちが生み出している・・・というのは言い過ぎなのだろうか?