早期に病院見学をはじめた方がいい5の理由

病院見学

自分は3年生から病院見学をはじめて、5年生の今の時点で既に30以上の病院を見学してきました。病院見学を早期に始めた方がいい理由を自分なりにまとめてみました。

1.来店ポイントがある病院

マッチングにおいて来店ポイントが付与される病院もあります。例えば一回病院見学をするごとに10点を上限にして、5点加点してくれる・・・ような病院はけっこうあります。また、点数化はしていなくても、誰が何回見学に来たかは病院側は把握していると思います。やっぱり、原則として、見学の回数が多ければ多いほどその病院に対する熱い想いを感じてもらえると思います。回数が多ければ採用される、ということは決してないと思いますが、同じくらいの評価を受けている学生よりかは高評価をされるでしょう。来店ポイントがあった場合、マッチングがはじまるギリギリで見学をはじめると満額を得られない可能性があります。

2.実際行かないと得られない情報がある

病院HPやレジナビなどで色々情報が得られます。しかし、これらの情報ははっきりいって上っ面の情報だけになっています。例えば、給料などはいろんなしがらみもあり、きっちり正確には記載できないみたいです。また、情報の更新が数年前で止まっている場合も注意です。特にレジナビの情報は情報量が多いのですが、どの情報がどの時点のものなのかがわからないので、いろんな時点でのツギハギの情報が山積しているもの、と考えた方がいいでしょう。特に、口コミなどは3年以上前のものは役に立たないと思った方がいいでしょう。タイトルにあるように、結局は病院の真実の情報は病院見学を行い、1年目の研修医に根掘り葉掘り聞くのがベストです。もちろん研修医が全て知っている訳ではないと思いますので、2年目の研修医や事務スタッフや採用担当の医師に直接聞くのも良いでしょう。

例えば、とある有名病院では病院見学を取り仕切る事務スタッフが採用に大きく関わっています。病院見学を申し込むメールの文体や見学終了後のお礼のメール、見学学生の見学中の態度などを評価しています。その評価が低いと(普通の対応していれば低評価つかない模様)、たとえマッチングでの面接等の評価が高くても不採用となります。それがたとえ東大や慶応などの一流大学出身でもです(実際これらの大学からは多くの学生が採用試験を受けているため、別の学生が採用される)。このような情報は実際に病院に行くとか信頼できる先輩からの情報がないとわかりません。先輩のツテがあれば良いですが、無い場合も多いと思います。

3.本当に行きたい病院に出会える

病院見学をあまり熱心に行わなかった学生が良く言う言葉として『忙しくて結局病院見学4つくらいしか行かなかった。』というものがあります。医学部に入る前から◯◯病院で研修することに決めてる、とか、親のすすめで◯◯病院で研修する予定、とかならそのくらいの数でも良いと思います。しかし、ほとんどの学生(地域枠除く)は研修のイメージはあっても具体的にどこの病院で研修医をしたいのかは固まっていない人が多いと思います。自分にあった初期研修病院がどこなのかは、究極的にはたくさんの病院をみて判断するしかありません。各々の病院を見学して雰囲気、どういうスタッフがいるか?、後期研修はどうなっているか?、研修医の雰囲気、実際の給料、生活環境などなどをみて判断していく必要があります。

4つ程度の病院見学で自分に最適な病院がみつかれば良いのですが、実際には難しいと思います。自分的には最適と思っていても、さらに病院見学を重ねていればもっと良い研修病院が見つかっていたかもしれません。どれくらいの病院をみれば十分なのか?という質問には答えはありませんが、自分の経験上では10くらいは病院見学をした方が良いと感じます。

4.後期研修の病院見学が省ける

初期研修医の2年が終わると次は専門医になるために後期研修医となります。大学の医局に入ることが決まっている方にはあまり関係がないのかもしれませんが、病院見学を重ねることで後期研修医の情報収集が可能になります。専門医研修の基幹病院になっている市中病院はけっこうあります。内科外科はたいていどこの病院にもあります。その他のマイナー系もだいたいどの県にもひとつくらいはどこかの病院にあります。だいたいはその都道府県の最大の市中病院(大学病院に匹敵する規模)にあります。こういった病院に初期研修医として入職し、後期研修医を行えば、同一病院で一貫して医局に頼ることなく専門医取得が可能です。市中病院が基幹病院となっている専門医研修は一般的には人気がありませんが、きちんと調べてみると掘り出し物のプログラムもあります。自分が知ってるのは給料が高く、選べる病院の幅が広く、開業医コースもあるプログラムがあります。自分が開業志向なので、このプログラムは非常に魅力的です。

5.早めに病院実習体験ができる

病院実習と病院見学は似て非なるものですが、ほとんど同じと言っても過言ではありません。病院見学は基本は”見学”ですが、手術の術野に入らせてもらって縫合の糸切りや鉗子などを持たせてくれたりします。病棟においては患者さんの聴診ができたり、処置の手伝いをやらせてもらえたりします。病院実習は科によってやらせてもらう(やらなければならない)手技や処置は様々で、ほぼ見学だけの科もあったりします。場合によっては、病院見学の方が病院実習よりも実習っぽくなることもあります。早期から病院見学をはじめることにより病院実習の予習になると思います。