メージャー科かマイナー科か?

病院には色々な診療科があります。

循環器内科、消化器内科、麻酔科、耳鼻科、皮膚科・・・たくさんあります。

医療業界人以外は使わないので浸透していませんが、診療科には『メジャー科』と『マイナー科』というものがあります。

あるのですが実はどの診療科がメジャーでマイナーがどこ、というのははっきりしてません。

循環器内科・外科、消化器内科・外科

この科は間違いなくメジャー科です。

これに呼吸器内科・外科を入れるか入れないか?という議論があります。人によっては入れるし、人によっては入れない。

よく言われるのが『外科と内科で分かれているのがメジャー科だ』なんて意見もあります。

メジャー科というとなんだか強そうで権力がありそうです。実際、患者さんも多いでしょうし、現代の三大疾病であるガン・心筋梗塞・脳卒中を考えればメジャー科が重要な位置をしめるのもうなずけます。

ただ、多くの病院でメジャー科が幅を利かせているとは思いますが、個々の病院をみるとそうでもありません。

結局はどの科に実力のある医師がいて、どのくらいの患者数をもっているかで力関係は決まります。

メジャーだと重要そうなイメージがするし、マイナーというとなんか大したことないような気がしてしまうので、このような言葉で診療科をカテゴリーするのはあまりよくない気がします。

医学界隈にはなんかこういう世界(日本国内だけでも)で統一されていない言葉や概念が多く、かなり混乱することが多いです。