医業とSNSの新時代

今日はとある外科系の先生の話をする。

予約が3年間埋まる名医

ある外科系の先生の話。その先生はとある手術において日本でも指折りの技術をもつという。

その手術は難しくはないが根気のいる手術であり、日本中にその手術をする人はいるが、極めているひとは少ないという。

現在は市中病院で勤務されているのだが、全国からその先生を求めて患者が絶えない。

自分も話を聞いたけど、もしその疾患になっているのであればその先生に見てもらいたいと思う。技術力が他の人と異なる。

患者どうしのSNS上のつながり

なんでも難病とかになると全国の患者やその家族(特に親)がSNS上でつながっているらしい。

参加者が何百人といるライングループができていたりするらしい。世の中も変わったものだな・・・と感じます。

そのSNS上でのつながりで『○○病院の○○医師は全然下手くそ』だとか『○○病院の○○先生は人柄も良く納得のいく技術力』みたいな口コミが形成されているようです。

いまの世の中だとあまり患者は医師を選べない状況です。ですが、もう少し世の中が発展すると人気のある医師を指名で診察できる時代がきそうな気がします。

そうすると医師の給料も基本給(低め)+指名料みたいな時代もきそうな気がします。

そうなった時に、実力のない医師はSNS上でハッキリと糾弾され、リアルでも指名の入らない医師になってしまいそうです。

実際そうなるかは全くもってわかりませんが、そう考えると今のうちから戦略を練って専門とする科やサブスペシャリティを選んだ方がいいと思えます。

自分が興味をもてて、実際に上手に診療や手技ができる得意領域をもたないといわゆる医師としての高給を取るのが難しい世の中になってきそうです。

逆に、医学界ではあまり尊敬されないような領域であろうと、患者さんが日本中から集まってくるようになれば医者冥利に尽きるような気もします。医者なんて何人救ってなんぼの世界だと思います。

開業医は既にSNS上が主戦場?

どこのクリニックもHPくらいはもっています。今の世の中HPくらいないと信頼性もないし、患者も集まってこないと思います。

また、少なくないクリニックがSNS上を主戦場として広告戦略しています。特にツイッターなんては気軽にできて効果もけっこうあるらしいです。

医クラのアルファ勤務医ツイッタラーが独立開業したら、けっこう繁盛しそうな気もしますね。