116回医師国家試験に合格する5つのポイントを考える

合格後にする登録の免許税6万は絶対に高い。どの国家資格も同じ額にしてほしい・・・。

ポイント1 医師国家試験とは

医師国家試験とは医学部卒業生に受験資格が与えられるもので、合格すると医師の免許がもらえる試験である。細かいところはウィキなどで調べてもらうとして重要なポイントを説明します。

まずは実施日は2月の上旬で大体2月7日とかです。2日間で行われます。場所は全国各都道府県ではなくて8カ所くらいの主要都市で行われます。なので、自県が開催県でないと学年のみんなでバスを貸し切ったりして行きます。でもいまはコロナが流行っているので締め切ったバスで行くのはリスクなので個人で行くのが多いと聞いています。

問題数は400問です。必修と一般・臨床と大きく二つのカテゴリーに分かれています。必修は合格ラインが160/200点で80%です。これを下回ると問答無用で不合格です。一般・臨床は年によって合格ラインが異なりますがだいたい210/300点あたりがボーダーでしょうか。70%でギリギリ合格、75%いけばまず安心、80%越えれば余裕合格だと思います。

合格点には絡みませんが禁忌肢というのがあって、答えてはならない選択肢を4問以上回答してしまうと、合格点に至っていても問答無用で不合格になります。けっこう怖い制度だと思うのですが、実際に禁忌肢で不合格になるのは数年にひとりくらいらしいので、普通に合格する力があれば気にする必要がないと思います。

ポイント2 勉強量

合格への近道は勉強量だと思います。医師国家試験の勉強方法は人によってかなりやり方が異なります。多くの先輩に勉強法を聞いてみましたが、あまり統一感はありません。ひとつだけ言えるのは絶対的な勉強量が必要だと思うことです。

何で勉強するかも意見が異なるところですが、medu4やMECなどのビデオ講座は案外に取ってる人が多くなかったり、取っていてもあまりやっていない人が少なからずいます。やはり基本はクエスチョンバンクなどの過去問がメインとなります。クエスチョンバンクの医師国家試験版は全部で2万問くらい搭載しています。これをだいたい3周くらいまわす人が多いような気がします。

ポイント3 勉強方法

一般的に誰にでも通用する勉強方法は徹底的に過去問を解くことだと思います。ちなみにこの記事は医師国家試験を前にした受験生が伝聞と自身の感想を書いているので正しいかどうかはわかりませんことにご注意ください。

さて、過去問はまずクエスチョンバンクを一周終わらせるのが目標です。これがなかなか時間がかかります。だいたい5ヶ月くらいかかります。過去問を解くときに一瞬で反射的に解けた問題に◯を付けます、熟考して解いた問題に△を付けます、解けなかった問題に×を付けます。そして、2周目は△と×の問題だけを解いて、再度◯△×を付けます。これを繰り返して行って全部◯にできたら合格レベルに達していることになっているでしょう。これが基本だと思います。もちろん、△や×の問題で何がわからなかったのかを『病気が見える』などで振り返る勉強も必要でしょう。

また、問題を解いたら必修と一般・臨床別に統計をとって累計の正答率をだしておくのも有用でしょう。

ポイント4 スケジュール

勉強方法も大事ですが、スケジュールも大事です。6年生夏にマッチングを控えているなど案外時間がないものです。日々の実習もけっこう大変です。

8月末までにクエスチョンバンクを一周終えるのがひとつの目標として挙げられるでしょう。そうすれば国家試験まで5ヶ月間時間があるので余裕を持って対策ができます。

ビデオ講義は5年生のうちに見終わっていると良いでしょう。しかし、ビデオ講義はあくまでも過去問の補助的教材なので、ビデオ講義を完璧にしたところで合格点には至らないような気がします。実際、自分は5年生のうちにビデオ講義を2周終えましたが、そんなに過去問の正答率は高くないと感じました。

ポイント5 合格ストラテジー

医師国家試験は高得点を取るよりも、実習やマッチングで最大限のパフォーマンスを出しつつ、いかに確実に100%合格するかが大切な試験だと思います。もちろん、高得点で合格した方がいいのですが、そのために実習やマッチングをおろそかにするのでは本末転倒です。

一般的な医学生であれば、ビデオ講義がある程度進んでいれば過去問を初見で解いたときの正答率は40〜60%くらいだと思います。自分は65%程度です。ここはいったん50%と仮定しておきましょう。

クエスチョンバンクを一周まわすと10%くらい正答率はあがると思います。初見では解けないけど、2回目以降はまず解ける・・・みたいな知ってれば解けるような問題があるからです。一周回った後の正答率は60%くらいには上がっているはずです。そうするとあとは残り40%中の15%を取れるようになれば医師国家試験合格です。この「40%中の15%」を大変と取るか簡単と取るかは人によって感じ方はあるでしょうが、5ヶ月あれば余裕なのではないかな?と思います。

なので、8月までにクエスチョンバンク(過去問)を1週終わらせるを至上命題にしてかんばりましょう(がんばります)。