市販のサプリメントは病気に効くのか?

時に薬はサプリに負ける・・・。

サプリは病気に効くのか?

外来で教授や医師の問診・診察を後ろで見学していると、病気に対してサプリを飲んでいる患者がけっこういます。関節や骨系のサプリメントが多く、整形外科分野の病気が多いイメージです。もちろん、薬は薬で飲んでいます。

市販のサプリメントが病気に効果があるかどうかはかなり微妙なところだと思います。ほぼ効かないとは思いますが、プラセボ効果などで症状が改善することもあると思います。個人的には飲んでいる薬に影響が少なければどんなサプリメントを飲んでも良いでしょう。『自分が飲んだ方が良い』という確信があるなら、それは飲んだ方がいいと思います。

だいたい教授や医師は『サプリなんてまったく効果ない』という風に言う人が多いと思います。どちらかというと、サプリを飲むのをやめさせたい人が多い印象です。

CMは最大の医療

サプリを飲んでいる患者さんはほとんどが『CMで見て効くと思った!』という風に言います。確かにお昼のワイドショーの合間に皇潤だったり、セサミンだったりグルコサミンだったりたくさんの老化対策のサプリメントが宣伝されています。中には薬は飲み忘れるが、サプリは絶対飲み忘れない!なんて患者さんもいて、目の前の医師よりもCMの方が勝ってしまうケースもあります。