「初期研修医制度は医局制度を崩壊させた諸悪の根源だ!」と良く聞くが、そもそも現場を分かってない6年生を飲み会で騙して入局宣言させてた訳で。
研修で現場を知ってしまうと誰も選ばない「ただの欠陥システム」だっただけなのでは?と思って ##医療 #健康 #医師— とにかく手を洗うスタローン (@doctor_boxer_) March 30, 2018
コロナがなければ飲み会だらけだった・・・。
病院実習と歓迎会はセット
今年はコロナのおかげで大学病院の実習でまわる診療科での歓迎会と言う名の飲み会はほぼ無くなっています。
病院実習は2週間や1週間単位で各診療科を順繰りにローテションします。去年までの実習であれば、新しく診療科を回る度に歓迎会という名の飲み会が開催されていました(当然やらない科もありますが・・・)。今年はコロナもありますし、歓迎会という形ではやらず、タイミングがあった先生と学生数名でノンアルコールの食事会がたまにあります。
歓迎会は入局勧誘会
実はこの歓迎会というのは、実習にきたことを歓迎しているのではなく、新人の入局(卒業後、その診療科に属すこと)の青田買いをするために行なっています。良い感じに酔いが回ってきたころに、希望の診療科の話になって、自分たちの診療科がいかに他科よりも優れているか、将来性があるかを語ってきたようです。
この歓迎会ですが、参加できる学生が少ないと高学年の後輩を代わりに連れて行くこともあったようです。あんまり学生の数が少ないと、みんなで尋問しているみたいになってしまいますからね・・・。
僕もいくつかそういう歓迎会に代打として参加したことがあるのですが、非常につまわらなかった記憶があります。唯一楽しかったのは消化器外科の歓迎会でした。
「楽しい=入局者が多い」とはならないようですが、飲み会でのイメージの良い診療科は入局者が多いようです。
コロナが医学会を変える
医学会だけに限らないとは思いますが、コロナで医学部は大きく変わっていると思います。病院実習は大幅にやることが減り、自習時間が増えました。
解剖実習は例年通り実施していますが、病理学実習などは顕微鏡を覗くことなく、病理画像をオンラインで自習する形となっています。
1〜4年生と5〜6年生の交流がほとんどなくなり(コロナクラスターを防ぎ、病院へ&病院からのクラスターを広げない)ました。
病院見学の機会は減り、母校がある地域での研修が増えそうです。先生たちが所属している学会もオンラインでの開催が多くなっています。
学生レベルだと、講義が少なくなったり、オンライン講義という比較的楽な講義であったり、実習の自習が増えたりなどと、どちらかというとこの生活リズムは好意的な受け止めをしていますが(実家に帰りにくいなどの面倒もありますが)、医学会全体でみたらどうなのでしょうか?