医局員に銀行口座作らせて通帳預かるとか反社かなんかですかねwhttps://t.co/cw66ET2IAD
— 麻酔科医A (@laryngoscopistt) November 23, 2019
大学の医学部には各診療科に医局が設置されています。医局とはつまり一つの会社組織といっていいでしょう。
会社には文化があるもの
一般民間企業には文化があるものです。体育会系の企業もありますし、比較的おとなしい文化系のノリの企業もあります。はたまたIT系のようにスマートそうに見える企業もあります。
さらに、各種福利厚生制度や転勤のルールなど、業界によって、会社によって、エリアによって様々なルールや慣習があるのは当然のことです。
もちろん医局にもこうしたルールや慣習が存在します。
関連病院の人事をどうするか?
留学のルール
当直のルール
国内留学のルール
勤務体制のルールなどなど
そしてこのようなルールや慣習はホームページなどに記載があまりないので(あっても正しいかどうか怪しい)、実際、その医局の説明会などのイベントに出てみないとわかりません。
地域ごとに異なる文化
医局という組織の場合、地域による文化差が大きくなるように感じます。
都会の医学部の医局と田舎の医学部の医局ではかなりことなると思います。
都会の医学部ですと国立私立の医局が乱立している状況です。ひとつの病院がひとつの医学部に支配されていることは少なく、ひとつの病院にたくさんの医学部の医局が関連していることが多いです。
逆に地方の医学部ですと、その県の全国公立病院(私立病院を除く)のほとんどすべての診療科を支配しているケースが多いです。
また、都会の医学部ですと例えば東大だと関東一円その他長野県など広域に関連病院がるので転勤が大変ですね。
一方、地方の医学部ですと転勤は県内のみ、という感じです。まあ、県内だから大変ではないかというとそうでもなくて、半年くらいで県内の病院をローテートする科もあるみたいですから、それはそれで大変そうです。
地方は働き方がわかりやすい
地方の医学部の医局はほぼ県内にしか関連病院がないので、けっこう働き方がイメージしやすいですし、割と医局の会合とかも開きやすいイメージがあります。
一方、都会の医学部の医局は広域のため地方医学部生にとっては働き方のイメージもわきません。なので、実際に医局説明会に行ったり、知り合いの伝手を頼って色々情報収拾しなければなりません。また、自分の母校でない大学の医局に入ると”外様”と呼ばれてあまり良い待遇を得られないのも実情みたいです(要は誰も行きたがらない関連病院に行かされる)。もっとも、かつてよりも医局に入るひとが少なくなっており、人数不足のため今ではそこまででもないとも聞きます。
いずれにせよ、母校(出身地)よりも遠ければ遠いほど働き方やキャリア選択が難しくなることは確かであると思います。