給付型奨学金、7月ごろに予約開始 大学無償化:日本経済新聞 https://t.co/WsNnzRppE9
— サウナー医学生 (@sauna_igaku) November 7, 2019
今年度から低所得世帯向けに給付型奨学金が設定されます。
本当の低所得者にはお得
政府は低所得者向けに新規に給付金奨学金を設定しました。この制度の目玉は採用されると給付型の奨学金をもらえるのに加え、学費の免除も受けられるという点です。
実際には所得などに応じて給付額がことなります。三段階に分かれており、満額、満額の2/3、満額の1/3となっています。
学費の免除もこの三段階に連動しており、満額の給付金を受ける人は満額の学費免除となります。同様に1/3給付金の人は1/3の学費免除がなされます。
申し込みの注意点
申し込みは、
- 世帯所得
- 高校卒業から入学までの年数
- 学力基準
この3点が重要です。
世帯所得は所得と資産に分かれています。収入が多くてもダメですし、収入が少なくても資産が多ければダメみたいです。住民税非課税世帯なら給付を受けられそうですね。
また、高等学校等を初めて卒業(修了)した日の属する年度の翌年度の末日から大学等へ入学した日までの期間が2年を経過していない人、という期間的な制限もあります。
学力基準はGPA(平均成績)等が在学する学部等における上位2分の1の範囲に属すること。また、修得した単位数が標準単位数以上であり、かつ、将来、社会で自立し、活躍する目標を持って学修する意欲を有していることが、学修計画書により確認できること、とされています。
注意点
上記で『給付金と学費免除が連動している』と記載していますが、これはあくまで一般論であり、大学によって対応は様々なようです。完全に連動させているところもあれば、分離されているところもあるかもしれません。これについては個別に大学に問い合わせることが必要でしょう。
実際の大学生への影響
医学部は3浪以上の人も多く、今まで学費免除を受けてきた学生の多くが『給付金奨学金も貰えず学費免除も対象外』となりそうです。
特に学士編入で入ったひとで学費免除を受けてきた人は全員打ち切りです。
逆に本当に所得が低く貧乏なひとは今までの学費免除に加え、それなりの給付金を受け取るようになります。
今回の制度変更で恩恵を受ける人もいれば不利益を被る人もいます。
自分も学費免除を受けていましたが家計基準で対象外になるような気がします。可能であればエントリーしてみますが期待はしていません。
制度の詳細は以下のリンクへ
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/kyufu/shikaku/zaigaku.html#gakuryoku