医学部の部活反対派がTwitterには多いけど、医学部部活にはアスペまみれの医学生に最低限の社会性を身につけさせている側面もあるわけで
もし医学部の部活がなくなったら、最低限の社会性すらない医者が大量に生産されて問題になるのは目に見えているんだよな
— しろごはん (@gohantaketao) October 7, 2019
医学部には『部活』という謎習俗があります。大学によっては9割方の人が入部しているところもあるそうです。そうなると部活に入ってないと辛いこともありそうです。
部活で社会性が養われるか?
自分は部活に入っていたのですがアホくさすぎて一年間で見切りをつけて辞めました。
医学部の部活は医学部以外の大学や学部のサークルと体育会を足して2で割ったような組織です。部活によってまちまちですが体育会以上に厳しいところもありますし、サークル並に緩い部活もあります。
部活でやることは主に練習、東医体・西医体への参加、各種対抗戦への参加、OB会の企画運営、新入生歓迎会、追い出しコンパなどです。
活動費をOBに寄付してもらいに訪ねる、OB会で現役医師と対応する、顧問の教授とやりとりする等、確かに社会性が養われる場面は多くあると思います。
ただし、これくらいのレベルの活動は部活をしていない人でもある程度は経験します。
部活の弊害
部活のひとつの弊害として『群れる』があります。
およそほとんどの部活のメンバーは群れて行動します。講義を受けるのも一緒、帰るのも一緒、昼飯食べるのも一緒・・・いつでも一緒です。
話すのも同じ部活が多いです。先輩もほとんどが部活の先輩。
なので、大学生活のほとんどは部活関連の人間とつきあいます。もちろん、部活以外の人とも友達になりますが、圧倒的に同じ時間を過ごすのは部活のメンバーです。
それはそれで悪いこととは思いませんが、その部活内での社会性しか身につかないのが残念なところです。
結局は入った部活の考え方や価値観が自分自身の生き方に反映されてきます。
なので、自分の大学においては某部活はカンニングの常習犯であり、チームワークでカンニングを行なっています。入学時はあんなにマジメだったあの娘がカンニングに手を染めているなんて・・・信じられません。
部活の恩恵
そんな部活でも利点はあります。
大学病院つまり医局おいては入ると有利な部活があります。要はその部活出身の医局員が多く、学生時代からその医局の多くの人と関係をもてるので入局後は優遇されます。やっぱり部活の後輩はかわいいみたいですね。
ラグビー、サッカー、野球あたりの部活と外科系(消化器や心臓血管外科、整形外科など)の相性はいいです。恐らく、どの大学病院の外科系医局でもメジャーな運動部の出身が多いはずです。
帰宅部組
うちの大学は割と部活に入っていない人が多い気がします。
部活に入ってない人は部活というくくりで物を考えないので人脈としては幅広くなります。部活に入っていようがいまいが関係ないのです。また、アルバイト等もできますのでいわゆる一般的な社会性が身につく土壌があります。
結論
一般的な社会性は帰宅部の方が身につきますが、特定医局における社会性は部活の方が身につくような気がします。大学病院の医局に入る気がないならば部活は無意味かもしれません・・・。