医学生専門予備校のはなし

医学生道場

世の中には医学生向けの専門予備校があるという。その名も『医学生道場』。

SNS医師が運営する予備校

これは医学部に入りたい高校生・浪人生が入るものではなく、医学生が進級・卒業・国家試験合格のために入る予備校だという。

時代も変わってきたものであると感じる。

大学を卒業するための予備校があるのだ。

体感的に、主な顧客ターゲットは私立医の学生であると思う。

それにしても説明が雑である。冒頭の画像を見てもらいたい。

これは医学生道場のHPのトップページである。

『心電図が1時間で理解できた。』

もちろん心電図の内容によりけりであるが心電図は1時間で理解できるような代物ではない。非常に難しいものだ。講義でも何コマも使って解説するようなものを1時間で理解できる訳が無い。怪しい、非常に怪しい。

価格表示なし!?

サイトには価格の表示がない。

恐らく、メール等での問い合わせで国立医なのか私立医なのか、勉強のレベルはどうなのか、通いか通信か、で値段は変わってくるのであろう。怪しい、非常に怪しい。

特に私立医なんかは開業医などの金銭的に余裕がある家庭が多いし、息子の勉強なんかに深く関わっている余裕もなく、法外な値段だったとしてもホイホイと払ってしまうだろう。

ホームページにある紹介Youtubeも限りなく胡散臭い。

講師は現役の医師らしい。医師を雇うとなると時給1万円くらいが相場だ。なので、会社の取り分も時給1万円くらいと考えると1時間で2万円くらいは少なくともかかると思われる。それに入会金やらなんやらで100万円近くかかることもあるかもしれない。

Dr.ハッシー

この医学生道場の運営者は2011年杏林大学卒の橋下将吉先生のようです。

ツイッターやtiktok、Youtubeで活躍されているようです。

ツイッターを見る限り、ツイッター医師芸人という感じがします。

『医療を誰にでもわかりやすく解説したい!!』というような意思は伝わってきますが、いかんせん安っぽすぎるし、バカっぽい。

SNSを駆使してクリニックの集客を狙ってるのかな〜という感じです。それにしてはネタに走り過ぎていてとても模範的な医師像には見えないです。私立医出身っぽさがあります。

やはり、医師がSNSを使って情報発信するならば”けいゆう先生”のようなスタンスが模範的です。

医師の多様性

もちろんこの橋下先生のやっていることを外野の自分があまりとやかく言うことはできませんし、医師のありかたなんて十人十色、好きなようにやればいいと思います。

しかし、金儲け第一主義感のある開業医がしょうもない医学生予備校を開いて稼いでいると思うと苛立ちを感じます。