ワクチンについての考察

ワクチンを打つか打たないか問題がツイッター上で話題となっています。学歴問題もそうですが、なんで同じような話題が定期的に盛り上がるのでしょうか・・・謎です。

ワクチンとは何か?

ワクチンとは生ワクチンとか色々あるのですが、簡単にいうと『ワクチン接種すると病気が防げる』というものです。

子供のころにいろいろ打つ、というイメージがありますが、インフルエンザ、B型肝炎ウイルス、HPVなど色々なワクチンが存在しています。

ワクチンが話題となるのは副作用があるからです。

ワクチンの副作用は体調が悪くなる、といった軽症のものから全身の麻痺や乳児における脳症などで発達障害が起こる、まで色々あります。

本当にまずい副作用をおこすものは社会問題となり世の中から削除されます。しかし、重篤な副作用をもった患者があらわれてからもしばらくは接種はとまりませんので、それなりの被害者がうまれます。

MMRワクチン

過去のワクチンの副作用で問題となったもので有名なのMMRワクチンがあります。

麻疹、風疹、流行性耳下腺炎を防ぐためのワクチンでした。

この中の流行性耳下腺炎のワクチン成分に良くないものが入ったため、重篤な副作用を被った(死亡例もあり)ひとが多くでました。

この事件では当初から副作用が叫ばれていましたが、政府はそれを認めずしばらく放置していました。

様々な隠蔽やデータ改ざんがあったようです。政府と製薬企業が癒着していてワクチンを一定以上売り切る密約があったとか、ないとか・・・。

『ワクチン反対派』が生まれる土壌としては上記のような事件がありました。

こういうのは医学部の講義でも何度か耳にします。

自分のワクチンの考え方

『ワクチンは取捨選別して接種しよう!』というのが自分の考えです。

自分はものごころつく前のワクチンは親が選ぶままに接種してきましたが、高校生以降は自分の考えに基づいて接種しています。

インフルエンザワクチン・・・生まれてこの方、インフルエンザに罹患したことがないので接種したことがありません。『君がインフルエンザに感染しても発症しないからいいけど、ウイルスを撒き散らすからワクチン打ってよ』と言われたことありますが、せっかくインフルエンザにかからない身体コンディションなのにワクチン打ったがためにインフルエンザに敏感になるもの嫌なのでスルーしました。

B型肝炎ウイルス・・・これは高学年医学生ならばほぼ必ず接種するワクチンです。肝炎は怖いので打ちました。肝炎→肝硬変→肝細胞癌のようにガンにもつながるので必要な人は打つべきだと思います。ちなみにC型肝炎ウイルスのワクチンは存在しません。

ヒロパピローマウイルス・・・子宮頸癌の原因といわれているウイルスです。日本人だとあまり打つ意味が無いとか、副作用がある、とか色々あって接種するか否かは意見が分かれるところです。自分に娘ができたら僕は接種させます。接種するよりもしない方がリスクが高いです。ワクチンと副作用との因果関係がはっきりしないようです。もしエビデンスが出てきたら打たせない。

でも、あんまりワクチンに頼って人間のもつ免疫力を鍛えないのも良くないと思います。

やっぱり、免疫力も鍛えてないと衰えるものだと思います。

製薬会社は悪か?

ワクチン関連で言われるのが『製薬会社の利益のためにワクチンが存在する』というものです。

確かにそういう側面はあるのかもしれません。

ただ、創薬には時間もお金も多大にかかります。なので、製薬会社を儲けさせる商品があってもいいような気がします。

製薬会社は守銭奴のようなイメージもありますが、そんなに患者がいないような稀な疾患に対しても赤字覚悟で創薬している面もあります。

結局ワクチンはどうしたらいい?

最終的には自分の判断で行うしかないですね。

相当に信頼関係ができていて、それなりに薬に詳しい医者の友達に相談するのがいいと思います。

そういう医者がいないのなら何軒か小児科なりを訪ねて相談してみるのがいいと思います。