今回は実習で訪れた病院で出会った看護師さんから聞いたことをお話します。医師全員がそうではないですが、かなりの人数の当てはまる傾向かもしれません。
何を考えているかわからない
治療方針の経緯などをきちんと看護師に説明しない医師がいます。医師本人はわかっているのでしょうが、看護師には不明です。
また、カルテにもしっかりと書かない医師も多いらしく後々大変です。
逆に指示をカルテ上だけで済ませる医師も多いらしく、一度きちんと説明するようにお願いしたら『読めばわかるでしょ!?』とバカにされたようです。
普段から患者さんとやりとりするのは看護師です。薬の処方や治療方針などをきちんと看護師に説明してくれないと、患者さんに説明できないです。
家族への説明が不十分
コミュニケーションが苦手で、何かあれば患者さんやその家族との説明を端折ったり、看護師任せにする医師がいます。
患者さんや家族の多くは看護師ではなく『医師』からの説明を求めています。それもそうです。医学を勉強してきたのは医師であるからです。看護師は主には看護学です。看護師も説明できないこともないですが、やはり説得力に欠けてしまいます。
医師が直接患者さんと話して、患者さん側の不明点をクリアにしてくれれば楽なのですが、こういったコミュニケーション能力の低い医師だと、患者さんと医師との間を看護師が伝言ゲームするハメになります。
プライドが高過ぎる
これはどこででも言われていることですが、本当にそうです。
医学部に入るひとの多くは両親が医師であったり、親が偉いひとだったりと、そもそもとしてエリート意識、選民意識の高い集団で構成されています。
なので、自分に過剰に自信を持っている(勉学のみ)ひとが多くいます。
そしてこのプライドを保つことがカッコイイと思っていることが多いです。
看護師が明らかな間違いを指摘しても絶対受け入れることはありません。『僕の方が医学に詳しい。だまってろ』的な雰囲気です。
あれこれと言い訳をつけて自分の論を正当化してきます。
人間誰しも間違えるので、そういう時は『ありがとうございます!』とひとこと言えばいいだけだと思いますが、あまり、そういう人はいません。
最終的に間違いは医師に責任が降りかかるので、そういうプライドだけ高い医師には間違いを指摘せず淡々と看護師業務を進めます。
自分勝手
自分を中心に物事が動いていると思い込んでいる人が多いです。自分を中心に無理やりにでも動かす、といった方が正しいかもしれません。
看護師の業務を一切鑑みず、自分がやりたい処置を行おうとします。しかも、準備や片付けは看護師任せです。
忙しくてちょっとでもモタつくと罵声を浴びせられます。
というか、備品がどこにあるのかもロクに知らない医師が多すぎます。たぶん『それは私の仕事ではない・・・』とでも思っているのだと思います。
確かに医師は忙しいのでなるべくサポートはしてあげたいのですが、看護師も忙しいです。そういう時は自分で完結して処置を行って欲しいですし、自己完結できる素晴らしい医師には積極的に協力したくなるのは人情というものだと思います。
指示内容があいまい
指示内容があいまいで困ることがあります。聞き直してもよくわからないこと言うし、何度も聞くと『何度説明させればいいんだ!怒』となるので気を使います。
カルテや薬のオーダーもあいまいなことが多いです。なので、いちいち確認の電話をする必要があります。
電話もいつも出てくれるわけではないので困ってしまいます・・・。
最後に・・・
今回の様々な医師の特性は医学部の学生時代から滲み出ているものだと思います。
もちろん全ての医師がそうではないと思います。以前の記事でも書いた通り、こういう看護師に嫌われるような医師は全体の60~80%程度だと思います。
医学部の学生でもこのような性格の悪い人の割合は60~80%というところです。
自分もこの60~80%に入らないように気を引きしまて勉強していきたいと思います。