医学部の学費の世間相場

今回は医学部の学費の世間のイメージを考えてみたいと思います。上記の埋め込みはツイッターでのアンケート調査の結果です。

国立大学医学部の学費

国立大学の学費はどんな学部でも一律です。医学部であろうと文学部であろうと同じです。

いま現在、年間の授業料535,800円となっています。

ただ全国の国立大学は独立行政法人化しているので、将来に向かっては学部によって学費が異なる、という状況も生まれてきそうです。しかし、私立並みの学費になることはないだろうと思います。

医学部だと学費の他に実習に対する料金などが発生すると考えるひともいるかもしれません。

しかし、基本的に実習に関して特別な料金がかかることは国立大学医学部においてはありません。

実習に関わる費用

ただし、実習を進める上で必要となるアイテムは自己負担です。

例えば解剖実習では

  • 白衣
  • メスセット
  • 帽子
  • ガウン
  • マスク
  • ゴム手袋

これらが必要となってきます。だいたい全部セットで2万円するかしない程度だと思います。

医学部のカリキュラムには実習がたくさんありますが、余計なお金がかかるのは解剖実習くらいです。

あとは病院実習で使う衣服であるケーシーやスクラブもありますが、2〜3万円というところでしょう。

教科書代は?

医学部といえば『高い医学書』というイメージがあると思います。

確かに医学書は専門書なので大量販売されないため、一冊一冊が高いです。

しかし、実際、講義はレジュメを配布されてそれに基づき進められます。解剖学のアトラスなど、一部買わなければならない教科書もありますが、年間に3万円もしない程度だと思います。

医学部の図書館はかなり充実しており、講義で使うような教科書は何冊も同じものが所蔵されています。しかも、それを借りる学生は少数なので、6年間で教科書を一冊も買っていないという猛者もいて普通です。

ただし、CBTや医師国家試験は腰を据えて勉強しなければなりませんので、これらの過去問題集は買う必要があるでしょう。

部活とかの先輩からもらえれば買う必要がないです。