医療逼迫と病院業務について

新型コロナ第七波

さて、全国的に新型コロナが大流行し、感染することは日常のことになり、ここかしこに感染者がいます。病院のスタッフも職種限らず感染者が多発しています。発熱患者のコロナ陽性者も多いです。救急外来で発熱患者が来てももう慣れっこですし、フルPPEしていればそうそう感染しません。

というか、感染しても重症化(≒死にそうなレベル)するのはほぼいないです。90歳以上のあんまり状態が良くないおばあちゃんでもまず死なないです。何万人も診ていれば重症化したり死亡する人も出でくるでしょうが、それはもう寿命なんじゃないかな・・・と思いますね。

院内ルールとして家族以外との外食は禁止されています。なので、一人で飲みに行っていますがこれまた全然感染しません(もちろん、混雑すぎる店は避けています)。研修医と一緒に飲みにもいけないので本当につまらないですね。

医療崩壊・・・はナイ!?

テレビなどでは「このままでは医療崩壊がおきる」となっています。医療崩壊っていっても定義なんてないので良くわかりません。救急車を呼んでもなかなか来ないし、搬送先が見つからないという感じでしょうか。そういう意味では医療崩壊は起こっているのかもしれませんね。

ただ、医療逼迫というとどうでしょうか。病院というものは常に一定数の余裕をもちながら運営されているので、医療逼迫というのはあんまり起こらないですし、むしろ、医療逼迫して病院の余裕が無くなればなくなるほど仕事は楽になります。なぜなら、他院からの転院受け入れや救急車の受け入れがストップするので全職種で大幅に仕事が削減されます。病院側としては入院患者と外来だけに注力すればいいのでかなり楽。特に当直とか日直などの救急外来担当は本当に楽、なんせ患者が来ないから。