家にいることでしか新型コロナは防げない

新型コロナは気が緩んだ時にすぐ隣にいます。

医療機関は非常に危険

全国の病院や診療所で医師や看護師の新型コロナウイルス感染が報告されています。

医師というか研修医が感染しているケースも全国で散見されています。

なので、医療機関はどこも新型コロナウイルスの感染の可能性が高いエリアとなっています。

自分だけは大丈夫、ここの病院は感染者でてないから大丈夫、なんて考えて気を緩ませているといつの日か、一瞬で感染します。

田舎だから大丈夫っていうのもそろそろ限界です。現に青森では都内在住の感染医師がバイトで訪れた八戸市で診療を行なっています。また、同じ八戸市では新入職員の研修医が感染判明しています。

臨床実習の学生も注意

全国の医学部では臨床実習が中止、中断になっているところも多いですが、実施しているところもあると聞きます。

今回の青森県八戸市にある病院の研修医が新型コロナ陽性であったことは臨床実習している医学生は重く捉える必要があると思います。

臨床実習は主に大学病院や市中の中核病院で行なっています。こういった病院には研修医がいます。臨床実習の学生と研修医は大学での先輩後輩の関係にあるものも多いです。また、だいたいにおいて実習は研修医とセットで行なっている場合が多いです。

実習の学生と研修医がセットで指導医から指導を受ける、というパターンが多いです(大学病院はこの限りではない)。

研修医は3月に海外旅行に行っている可能性が高いです。モラルの高い人間であればこの時期に海外旅行には行かないし、行っていたとしてもルール通りに一定期間の自宅待機や卒業式不参加をしていると思います。しかし、モラルがない人間であればルールなど守りません。

ですから、現在臨床実習をしている学生は、患者さんよりも一年目の研修医の方が感染リスクが高いことを念頭において実習を進める必要があると感じます。

全国の企業で感染が広まるリスク

上記で見てきた通り、4月は全国で新入社員や職員が職場に一斉になだれ込みます。この中には地方から都心部、都心部から地方、といったような大きな人の流れが生まれます。

東京や大阪のようなハイボリューム感染エリアの無症状感染者が地元の田舎に戻って就職する・・・なんてことから、これまで感染者がいなかった岩手、島根、鳥取で感染者が現れるかもしれません。

逆に比較的感染安全圏であった田舎の若者が東京などに就職することで新たに感染者が増えるかもしれません。

新入社員に限らず、4月は人事異動の時期であり、大企業などを中心に人の移動が活発になる時期であります。

報道をみていますと、日本はまだ感染のオーバーシュートを起こしておらず、ギリギリのところで踏みとどまっているような状態のようです。しかし、この4月の移動シーズンで日本全国の感染者がガラガラポンして月末には非常事態になっているかもしれません。

次の感染者数のポイントはこの移動が落ち着くゴールデンウィークで感染者がどうなっているか?かもしれません。