闇営業でゆれる芸人界と医療業界

今回の記事は完全なるひとり言です。

入江&宮迫擁護派

さて、1ヶ月以上に渡って事件が報道されているカラテカ入江をリーダーとする闇営業問題。事態はいっこうに解決することもない感じです。

ポストセブンの記事によりますと、明石家さんまと今田耕治は入江に色々とお世話になっていたようで闇営業に対する処分に対して上層部にかけあったようです。

さんまは『入江に頼むとレアな服やスニーカーが手に入る。』と言っていた様子です。要はさんまにとって入江は”使えるヤツ”だったわけですね。

一方、今田は友達だから応援する的な発言をしていました。恐らく、二人でよく合コンに行ってたんでしょう。

この話が本当だとすると、二人ともショボいなぁ・・・と感じてしまいます。

『自分にとって都合が良い・使える手下だから多めに見たってや』と言っているように思えますね。

入江&宮迫否定派

ダウンダウンの松本はこの件に関してはけっこう厳し目に事件を見守っているような気がします。

別の記事で『宮迫は吉本をクビにして、NSCに再入学すればいい』というコメントをワイドナショーでしていた様子です。

宮迫は以前に不倫をスクープされており、その時の”オフホワイト不倫”は一斉を風靡しました。

この時も松本は宮迫に『嘘はあかん』というようなことを口すっぱく言ったようです。

こういう事件があったのにも関わらずまた問題を起こして、さらに、嘘を重ねている宮迫にちょっと呆れているのだと思います。

芸人界は身内に甘い?

いろんな考えの人がいていいのですが、全体的に『芸人界は身内に甘いな』と思います。

黒い交際が白日のもとにさらされて、嘘まで重ねて(しかも金銭授受という一番大事なとこで)るんだから、一旦、もう解雇。これがあるべき姿だと思います。

それで極楽とんぼの山本みたくある程度反省期間をおいたら復活、でいいじゃない。

医療界は身内に甘い?

医療裁判があると良く言われるのは『医者は身内の医者に甘い』というものです。

医療裁判で第三者としての医療的な検証をする際に『甘い判定』をすることが多いとのことです。

例えば、医療過誤が争点となる裁判で『過誤は無かった』と証言することです。

保険診療であればだいたいのことに標準治療が設定されていると思います。原則はこの標準治療を行なっていると思います。

しかし、医療は杓子定規で進められるものではなく、いろんな例外が突然のハプニングがあります。なので、明らかでない医療過誤に対して、明確に医療過誤であるエビデンスを示すのは難しいです。

また、医者は常に訴訟リスクを抱えており、他者に対して厳しく評価すると、いざ自分が訴訟を起こされた際に厳しくされると思うと二の足を踏んでしまうと思います。

適当な医療をしている人ならば厳しくされても良いのですが、一生懸命医療と向き合っているのにちょっとしたミスを大ごとににされ訴訟されるのはどうでしょうか?

一生懸命やってもちょっとのミスで訴訟されてしまうなら、医者も診療に対して臆病になり、過少医療が蔓延すると思います。

常に自分(医師)を守るような形で医療が進めば、時間もかかって診療になりません。

現に福島県の産婦人科医が不当に逮捕された事件(大野病院事件)以降、全国的に産婦人科の人気がなくなり、人数が低下しています。

医学部の授業でも年に一回はこの話題がでてきます。

その度に『産婦人科はリスク高すぎるよね〜』なんていう声が至るところから聞こえてきます。

事件から15年近く経つのにその影響はまだまだ健在です。

最後に・・・

医者どうしが身内に甘い、というのはある程度真実ですが、きちんとものごとが評価されるような世の中になって欲しいと思います。

それには医療者以外も医学に強くなってもらわなければなりません。

現状、医療の専門家は医者だけです。裁判官は法のプロであり、医療についてはあまり詳しくありません。

なので、司法試験の科目に『医療』を入れてもえないかなぁ・・・と思います。

医学部卒レベルの知識は入りませんが、最低限の医学的知識と医療業界がどのように成り立っているかを法曹界の人たちが知ることは大事なことだと思います。