ツイッターを見ていると医療職のひとが『職場であいさつが少ない・・・』と嘆くことが多いように感じます。

あいさつは人間関係の基本

挨拶

あらゆる人間関係において挨拶は基本なんではないかと思います。

大学の講義でも教官が『医療者としてきちんと挨拶できる人間になれ』と何度も言っていますが、ちゃんと挨拶する医学生は少ないです。

僕は事あるごとに”医学生80:20理論”を述べています。

医学生80:20理論とは『ダメな医者になりそう、良い医者になりそうな比率』です。

ことあいさつに限っては”医学生80:20理論”は通用しません。感覚的には90:10くらいで圧倒的に挨拶できない医学生が多いです。

あいさつしないパターン

すれ違っても無視

すれ違っても気づかないフリをされてしまいます。だいぶ前からお互い存在は認識しているのに、相手はじーっと前だけを見ています。必死に『私は前だけ見ているのであなたに気づいていません』という顔をしています。

自分は遠くからずーっと相手の目を見ながら歩いています。そんで近づいてきたら挨拶します。

ただ、たまに目を見ながら歩きつつも、敢えて挨拶しない場合があります。そういう時はたいてい相手は『なんかおかしいぞ、これは私から挨拶した方がいいのか、しないほうがいいのか!?』という感じで挙動不審な動きをします。

ちょっと自分の性格が悪いのかもしれませんが、こういうことをすることによって、相手は『挨拶するかどうか迷うくらいならいっそ挨拶しちゃおう』と思うみたいで、向こうからも挨拶してくれるようになります。

一度、すれ違った時に挨拶しなかった人に『なぜ挨拶しないのか?』ということを聞いたことがあります。

その答えは『挨拶して良いものかどうか迷っているうちに通り過ぎてしまった・・・』でした。

挨拶しない方がいいシチュエーションもあるとは思いますが、挨拶して怒られる場面というのは日常生活であるのかどうか不思議に思います。

近づかないように逃げる

遠くでお互いの存在が確認されると、人によっては逃げ出します。あいさつするくらいなら、遠回りしてでも別の道でいったほうがいいや・・・ということでしょうか?

携帯に逃げる

これも多いパターンです。

あらゆるシーンでみかけるパターンです。とりあえず視線をスクリーンに落として『あなたのことには気づいてませんよ〜』とアピールしてきます。

ただ、あまりにも体全体から”違和感”が醸し出されているので、あいさつしたくないから気づかないフリしているのはバレバレです。

最後に・・・

『挨拶がデフォルトで当然』という価値観が無い人からすれば、半ば挨拶を強要している自分は嫌な存在かもしれません。

ただ、基本的に挨拶は超重要事項だと思っているので、どんなに優秀なひとであってもできない人とは関係を築く意味がないと思っています。

なので、挨拶するのが嫌いな人は自分から距離を取り始めますし、なるべくすれ違わなくするようになるのですぐわかります。