実は当ブログ『医学部 休学』での検索流入が多い。医学部の休学について有用(?)な情報が載っているとグーグルに判断されたのだろうか?今回ももう少し医学部の休学について考えてみたい。

医学生は12年の猶予がある!?

たいていの医学部は最長12年間在籍できる規定となっているところが多いようです。

『同じ学年を3年以上在籍できない。』のような追加の規定があるところも多いようです。

さて、医学部には様々なひとがいるもので、この最長在籍年間ギリギリで卒業していく猛者も10年にひとりくらいはいるようです。自分の大学では2名ほど知っています。

この人は医学部低学年を何年も留年し、あと一年留年したら放校、という時になんと一年の休学に入ったのです。

休学するが講義には出る

その人は休学したのですが講義には出ています。

何がしたいかっていうと『休学するが講義にきて一年勉強する。』ということです。

休学することによって一年フリーになるので、それをそのまま当該学年の勉強にあてるわけです。2年間その学年に必要な勉強すれば進級できるだろう・・・という作戦です。

その作戦は結局は成功しませんでした。

二年間勉強してことになりますが、緊張感のない一年だったようで勉強はそれほど進まず、いざ復学して講義&テストに臨んだようですが、最終的に大学からフェードアウトし退学していました。

詳細な年齢はわかりませんが若くても32歳くらいです。社会人経験もない大学中退の32歳はそれからどのような人生をあゆむのでしょうか。

もう一人の12年在籍者のゆくえ

その人は12年間ギリギリで医学部を卒業しました。

しかし、医師国家試験は当然のごとく不合格となりました。卒業後は地元に帰って国試浪人したみたいですが、もう合格したのでしょうか・・・それを知る由はありません。なんでも実家は太い開業医のようで、とりあえず何年かかってもいいから医師免許だけとれればいい・・・みたいな家柄だそうです。

正直なところ、こんな医師に当たってしまったら不幸といわざるをえませんね。