ダメな指導医もいれば良い指導医もいます。

ランチをいつもご馳走してくれる指導医

大学病院の先生たちはそれほど高給取りではありません。でも、ほぼ毎日ランチをごちそうしてくれる指導医の先生がいます。外科の先生です。ランチといっても500円程度のものですが、値段は関係なく、嬉しいです。しかも、毎回ついた学生におごっています(好き嫌い関係なく誰でもってすごい)。もちろん、実習の指導も素晴らしいです。

ランチを奢っくれる先生っていうのは大学病院ではほとんど皆無です。もちろん、それを期待すること自体おかしなことですし、実際そんなことは思ってもいません。でも、いざ毎日のようにランチをおごってくれると嬉しいものです。しかも『おごったんだから入局しろよ!』的なことは冗談でもいいません。そいういうところが素敵ですね。

きちんと解説してくれる先生

手術や処置などを見ている時、解説が無いとよくわからないことが多いです。なぜそこの場面でそのようにするのか?、その場面で大事な解剖は何か?など解説がないとボーッとみて終わることが多くなってしまいます。自分でも必死に何かを得ようと考えを巡らしますが、なかなか難しいです。そこで、手術の要所要所で重要な解剖、気をつけること、順番、機器の説明などを細かくレクチャーしてくれる先生はたまにいますが、貴重です。そういう先生だとレクチャーに対してこちらから質問をしたくなります。その質問にも丁寧に答えてくれることが多いです。

最低限の指示をしてくれる先生

実習は通常、決められたプログラム通りに進みますが、場合によっては入れ替わったり時間が変更になったりします。決められた時間と場所で待っていても一向に先生が来なくて待ちぼうけをくらうこともあります。そういう時は病棟に帰って先生のPHSを鳴らして状況を確認したりします。だいたいの場合は先生の連絡ミスで『ごめんごめん場所が◯◯から◯◯に変更になった』という風になります。しかし、ちゃんとした先生の場合はこういった細かな変更をきちんと丁寧に学生に連絡してくれます。そういう先生はありがたい存在です。たまに『学生はお客様じゃないんだから情報は君たちから主体的にね。』なんて言ってくる先生もいます。確かに一理はあるかもしれませんが、それは研修医レベルなら正しいのですが、学生に対してはちょっと厳しすぎると思います。