産婦人科は本当に人気のない科と感じますが、小児科は意外に希望者が周りにいるけど全体としては人気がないのが不思議です。

田舎の開業医

開業医と一口にいっても田舎と都会の開業医では異なることも多いと思います。田舎の開業医で多いのは卒業後、地元の大学の医局に入って勤務医を続けて50代くらいで開業するケースです。このケースは大学病院に長く勤務している先生が多いです。よくわからないのですが、50代も中盤となると組織の新陳代謝をするのかわかりませんが、特に理由もないのに『◯◯先生来年開業するらしいよ』みたいな話になります。大学病院のポストは限られていますので、教授以外はある程度古株の先生を清算しないと若手が育たない・・・のでしょうか。確かに、年長のドクターが重要ポスト(大事な手術など)を定年まで勤めたら下の世代が育たないですよね。

大学病院ではなくて市中病院に長くいるドクターの場合は定年まで働いて開業するケースが多いと感じられます。

大学病院、市中病院いずれにしても田舎の場合は勤務を長くした後で開業するケースが多いと思います。もちろん、都会で医学を学んだ人が田舎である地元に帰って自分の医院を継ぐというケースなどはあるでしょうが、一般的に若手の医者が開業することはほぼまれです。多分、地元の医師会や大学医局から敵対視されるでしょう。

都会の開業医

自分は都会の開業医のことはよくわからないので、かなり推測が混じっていると思います。

都会の開業医の多くは私立出身です。んで、自分の子息に医院を継がせます。もちろん、子息も私立に入ることが多く、都会の開業医は私立出身者と考えてもいいかもしれません。私立の医学部を卒業して、その大学の医局に入って研修を重ね、時期がきたら医院を継ぐために退局します。こういった人は田舎の大学病院にもそれなりにいます。地元の有力開業医の息子で都会の私立医学部出身という先生は各科にちらほらいます。

これは少し穿った見方であり、私立医学部の出身の方には申し訳ないのですが『私立出身の先生はレベルが低い』と感じてしまいます。もちろん、慶應大学医学部や東京慈恵会医科大学のようなエリート私立は別格ですが、帝京大学、杏林大学、東海大学あたりは心配になってしまいます。もちろん、国公立大学の医学部でもダメな人はいますし、これらの私立医学部にも立派な人はいます。あくまで割合の問題です。国公立は、マトモ:低レベル=8:2、私立はマトモ:低レベル=2:8、といった感覚でしょうか・・・。

さて、都会はマーケットが大きいので、自分自身で開業するひとも多いと思います。こういった人たちは初期研修医を終えて5、6年大学病院や市中病院で修行して開業する人が多いのではないでしょうか。正直、これくらいの修行年限ではまともな医療はできないと思います。せめて10年間は修行する必要があるように思います。これは国公立や私立などに限らず全ての人に共通だと思います。

都会と田舎の開業医比較

いままで見てきたように『田舎の開業医は国公立大学医学部を卒業しており、比較的修行期間が長い。』。一方都会では『私立出身の開業医が多く、修行期間が短い開業医も多い。』と言えることができるでしょう。

ですので、田舎の開業医はハズレが少なく、都会の開業医は慎重に選ばないとトンデモな医療を提供されることになります。世間一般で『開業医はヤブ医者が多い。』とされるのはこういった理由によるものだと思います。もちろん、田舎にだって定年まで基幹病院に勤めた後に開業した先生でもトンデモ医療をしている人もそれなりにいます。逆に都会に経験は浅いものの、良医と言える人はいるでしょう。

開業医の見極め方

これは自分なりの開業医の見極め方です。私立出身の方には少々耳の痛い内容になっていますが、あくまで個人の主観です。

田舎

その地域の国公立大学医学部を卒業しているならば、ひとまず安心だと思います。あとは医学部卒業からどれくらいで開業しているかがわかれば尚良いです(50代で開業してれば良いと思う)。

都会

まずは出身大学をチェック。国公立医学部であればどこでもOK。私立であれば慶應、東京慈恵会医科大学、日本医科大学、順天堂大学以外であれば黄色信号。それに開業までの年数をチェック。卒後6年未満であれば専門医を取れていないケースが多いので注意。あとはどこで初期研修医をしたか、専攻医をどこの病院で行ったかをチェック。聖路加国際病院とか虎ノ門病院とか亀田総合病院等の有名かつ教育がしっかりとしている病院での勤務歴があればまず安心かな・・・と感じます(もっとも、こういう病院で働く人はあまり開業しないイメージ)。