どう考えても今の世界の株式市場の上昇相場はおかしい。特にアメリカ。

なぜいま株式相場が上昇するのか?

世界中でコロナが流行しています。特に欧米での罹患数や死亡数は日本と比べて相当に高いです。しかし、こんな状況にも関わらずアメリカのダウジョーンズや日経平均は上昇を続けています。日経平均なんてバブル後の最高値を更新してきました。

エコノミストの分析では世界中で金融緩和を実施しており、お金がジャブジャブになって、行き場のないお金が株式市場に向かっていると聞きます。確かにその通りなのでしょう。でも、それだけでは説明のつかない状態な気がします。

そもそも私は経済にも株にもマーケットにも詳しくないので、今回の話は私の妄想的分析です。

一部の業種(ウーバーイーツとか、巣篭もりで儲かりそうな業界)の株式が上昇するのはわかりますが、金融などを含め、ほぼすべてのセクターで株は上昇しています。個人投資家の皆さんも実体経済と株価がかけ離れすぎているのを体感しているでしょう。誰が考えたっていまの状況は株なんて上がる局面ではないと思います。

でも、株価は上昇しています。

そんなにニュースにはなりませんが、日本の場合、株価が下がりそうになると日銀がETFとREITを買って、株式市場を間接的に買い支えているようです。なんでも、日本の上場企業の40%くらいの大株主が日銀になっているとか、いないとか。

先日も日銀の理事がこの「日銀の株式買い支え」が金融緩和に有効である、的なことをニュースで言っていたような気がします。

というか、そもそも日銀がお金をすりまくるのはアリだと思いますが、日銀が株を買うのはルール違反のような気がします。たぶん日銀なんだからいくらでも金を刷って、いくらでも株を買えば、いくらでも株価は上昇していきます。

平成バブルに似ている!?

なんだかコロナバブルは平成バブルに似ているような気がします。

平成バブルは土地売買に関する借金を無制限にすることによって、土地の値段が青天井に上昇していくことによって起こりました。結局は土地売買の借金の総量が規制されてしまって、新たに借金をすることができず、土地が売れなくなってしまい、価格が急落し、バブルがはじけました。最後に多額の借金で土地を購入してしまった人は大きく根が下がった土地と莫大な負債だけが残ってしまいました。これは不動産屋だけでなく、一般の人たちもその被害にあっています。バブルの時代にマンションを買ってしまった人は高値で買っているので、重い借金と値下がりしたマンションが残りました。こういう人、けっこういます。

さて、コロナバブルと平成バブルは似ているような気がします。平成バブルとは桁が違うかもしれませんが、土地が株に変わっているだけの気がします。いつになるかはわかりませんが、個人投資家や株価上昇の熱狂につられたの新規個人投資家が株に資産を突っ込んでいった先に一気に暴落があるのではないかと思います。なぜなら、日銀はいつまでも株を保有しつづけることはできないと思うからです。コロナ流行時に非常事態宣言が出た際に全国民に給付された10万円だとか持続化給付金とかの全額を回収できると判断したときに、一気に(一気でなくとも上手いように)日銀が株を売って利益確定すれば、それをまた上手いように国の借金と相殺できるような気がします。結局10万円の給付金も消費に回さなかった人が多かったみたいなので、それだったら「何らかの形で返してもらいます!」ってなるよね。正直なところ、日銀が株を売って儲けることと政府の借金がどう結びつくのかはわかりませんが、裏で難しいことすればできるような気がします。

ダウ・ジョーンズの上昇の説明

これは全くわかりません。ナスダックの動きもよくわかりません。バイデンが当選すれば株価は下がる、なんて事前には言ってましたが、結局バイデンでも株価は上昇です。株価が上昇する根拠がないような気がします。結局、これもアメリカの機関投資家がコロナで利益を上げれないので、株価を上昇させて個人投資家からお金を巻き上げようとしているような気がします。

リーマンショックの時もそうでしたが、株価が暴落するときは二番底がある場合が多いと思います。今回のコロナショックはリーマンとは違い、根本的にはクレジッドクランチが生じているわけではないと思うので、二番底は無いような気もしますが、企業業績は明らかに下がっていると思われます。もう一度、世界的な本格的な非常事態宣言が出て経済がストップしたら二番底がくると思います。

今後株価は下がるのか?

いつになるかわかりませんが、株価の暴落はくると思います。なので、日経平均のダブルインバースを仕込んでじっくりと待とうと思っています。目標株価は13,000円です。