コロナで大学側がてんやわんやとなっている時に、ちゃっかり良いようにコロナを利用する医学生。

最近ポリクリ生に流行なのがエアコロナ感染

病院実習のことをポリクリとかクリクラとかともいいます。ポリクリは何の略かわかりませんが、クリクラはClinical Clarkshipです。

さて、最近、一部のポリクリ生の中で流行しているのは『エアコロナ感染』です。『日曜日に37.5℃以上の発熱があった』と大学側に伝えると「少なくとも三日間は自宅待機。PCR検査を受けてこい。」となります。病院実習は1週間か2週間をひとつの単位として行なっていることが多いので、1週間の実習であれば『PCR陰性であっても1週間自宅待機せよ。』と判断される場合があります(回っている診療科の教授が決める)。病院実習は回っている診療科により勉強の負荷が全く異なり、毎日お昼過ぎには終わるような診療科から毎日20時くらいまで残るような診療科もあります。

このような状態の中で、発熱もしていないのに発熱したことにして面倒臭い大変な診療科を休む人が増えてきました。それを僕は『エアコロナ感染』と呼んでいます。

病院実習と卒業要件がどうなっているのかわかりませんが、実習を普通の風邪で休んだとしても教授から課題を与えられ、それが認められれば問題が無いようです。なので、究極的には病院実習をしていなくても課題を出していれば卒業できるみたいです。こんなんでいいんでしょうかね・・・という感じ。

こういうエアコロナ感染する人は手を変え品を変え実習をサボっていることが多いように感じます。結局、実習サボったツケは自分自身が払うことになると思うので、どうでもいいと思いますが、身近なところでやられると気分が悪くなります。しかも、そういう人は年末年始もバッチリ帰省して、年始も流行地域から帰ってからの待機期間(10日)をフルに活用して実習をサボりまくります。12月〜1月だけで真面目にやっている人と比べて3週間も実習時間が短くなります。たぶん、こういう人は初期研修医になっても性格や考えは変わらないので一生サボる人生なのでしょう・・・。自分が知っている中ではエアコロナ感染もするし、事あるごとに『子供が発熱した』といって実習に来ないような人がいます。