基本的に地方国立医学部や大学病院の立地は悪い。

地方国立医学部の立地問題

地方の国立大学の立地はまだましなのですが、医学部だけは離れたところに立地しているケースが多いです。だいたいの地方国立大学医学部はその他の学部よりも設置が遅いので、土地が確保できなくて医学部だけが辺鄙なところにポツンとあることが多いです。滋賀医科大学や福島県立医大のような単科医科大学も辺鄙なところにあると思います。

地方そのものが鄙びているのに加え、さらに田舎となると車は必須になります。車がなければスーパーに行くのも大変な立地にある医学部もあります。医学部の周りにはコンビニと数軒の飲食店がある程度です。ちょっと離れたところに小さい飲屋街があれば御の字というところでしょう。

田舎はお店が少ないから・・・

コンビニに行っても、居酒屋に行っても、スーパーに行っても同級生にすぐ会います。会うのが普通です。これが都会ならまずありえない状況でしょう。でも田舎は違います。

しかし、ひとつの謎があります。

それは、大学側のコンビニはさておき、スーパーやドンキホーテ、唯一あるデパートで大学の教官と鉢合わせする確率が相当に低いのです!!

もちろん、よく見かける先生はいるのですが、圧倒的に見かけることが少ないです。要はつまり、大学病院に勤める医師は学生がよく出入りするような商業施設には行かないのです。

確かに、医学部の教授が大衆的なスーパーでディスカウントになった惣菜を物色しているのを見たら、権威もくそもありません(中にはこういう教授もいますが、僕はむしろ好感がもてます)。とある先生に聞いたところ、大学の近くに住んでいたとしても、学生が来るような距離のスーパーなどは極力いかないようにしているらしいです。そう言われれば、車で小一時間くらいの場所にある大きめのショッピングモール(学生はあまり行かない)での教授や教官の遭遇率は高いかもしれません。

学生でもこういう傾向はある

実は学生レベルでもこのような傾向はあります。スーパーなどでよく会う人はよく会うのですが、会わない人はまったく会わない。特に医学部内カップルは隠れるように私生活(大学以外の生活)を送っているので大変そうです。いっそ気にせず生活した方がストレス無いと思うのですが・・・。面白いのは地元出身の学生カップルは当然として、都会出身のカップルも同様なのです。