人生100年時代である。

いま定年は65歳くらいまで伸びてきているが、これ以降も先延ばしとなるだろう。

そして年金である。

我々若年世代に年金はいつから支給されるのであろうか?

そう遠くない未来に、高齢者:若者=2:1、みたいな社会がやってくる。

そうなった時に年金制度は実質上破綻する。つまり、支給開始年齢80歳とかそういう風になるのだろう。

だから、我々世代は年金に頼ってはいけない。というか、国民年金や厚生年金に支払う金をいかに低くして、その分を貯蓄や投資に回すかが重要である。

おそらく偏差値高めの医学部生であろうと、この年金問題を真摯に考えている人間は少ないだろう。

『年金とか先すぎてどうでもいい。結局、進級判定と同じで結局なんとかなる笑』みたいな程度であろう。

さて、年金に期待できない社会において医師免許は絶大な武器となる。

現在のところ医師免許は永久ライセンスである。更新制にした方が良いという意見もあるが、そうなったとしても実質永久的なものになると思われる。

ただでさえ医師不足、偏在が叫ばれている日本医療界。これで永久ライセンス制度でなくなったら、地方の地域医療は完全崩壊である。

過疎化の進む田舎の町(人口3000人程度)にはだいだい診療所がひとつかふたつ。それも、70歳をこえたベテランで体力がなんとかおいつく医師がひとりで切り盛りしている診療所である。

永久ライセンス制度がなくなれば、こういった診療所の多くが閉鎖に追い込まれ無医村・町が多く生まれることだろう。

さて、話を年金に戻そう。

年金が払われるかどうかわからない時代には自分の技量で”一生”稼ぐ力が老後の人生の豊かさを左右する。

その時、医師や弁護士などのプロフェッショルな免許を持っていると非常に強い。

例えば医師の場合、老後に正社員として働く必要はないのでアルバイトで十分である。そのアルバイトの時給は1万円ぐらいである。だから、一日健康診断のアルバイトで8万円くらいを稼げるのだ。

このアルバイトの金額だが、世間では『高額すぎる』を若干の避難を受けている。しかし、それぐらいの金額でないと誰もやらないので下がるのは難しいだろう。働き方改革もあるし、今の若い世代は仕事も大事だがプライベートの充実も重視する続ゆとり世代である。

休みたい時は堂々と休みを請求する医師も今後どんどん増えると推測される。そうなるとアルバイトで完結できる業務はそっちに任せるしかない。

そうなると将来的には医師のアルバイトはもっと上昇するかもしれない。逆に正社員としての医師の給料は人によっては今よりも下がるかもしれない(その代わり休みは多い)。

という訳で、自分も将来の年金などあてにしていなく、現役医師時代に貯蓄&投資をしっかりと行い、また、きちんとアルバイトできる技量をつけて楽しい老後生活を送りたいと思っている。

ところで普通に民間企業に行った友達たちは年金制度や老後の生活についてどのように考えているのだろうか?

『俺は一流企業に入ったから年金も多いし、自宅のローンも定年前には終わるし老後もハッピー!!』という感じなのだろうか・・・。

『お前はこの歳になってもアルバイトできてずるいよな・・・』なんて悪口を言われるような気がします。

そういう時は『いや人生100年を考え、社会状況を考慮して職業を考えた結果だよ。お前はそこまで考えて人生生きてきたのか?』と言いたいですね。