未来を生き抜く免疫パスポート

日本のコロナ情勢も一段落ついたのでしょうか?しかし、依然としてウイルスの脅威がどれほどのものかはわかりませんし、ワクチンや特効薬開発も進んでいない今日この頃です。

免疫パスポート

新型コロナに罹患して回復した人だけがもつというコロナウイルスの抗体。これがキチンと新型コロナウイルスに対して抗体として働くのであれば、この抗体をもっているひとに対して免疫パスポートを発行してもいいと思います。しかし、いまアメリカなどで検査して認められている『新型コロナの抗体』は再度罹患したときに正常に働くかどうかは未知数と言われています。ですので、現段階では抗体が検出されたとしても免疫パスポート的なものを発行する意味は薄いと思います。

新型コロナ罹患パーティー

アメリカなどでは抗体を獲得するために敢えて新型コロナに暴露されるパーティーに参加するひとが増えているようです。緊急事態宣言で就業がままならない人たちにとっては経済のストップは死活問題であり、さっさと新型コロナに罹患して抗体保有してしまった方が仕事ができるじゃないか!!ということなのでしょう。確かに気持ちはわかるところです。自分も自分が死なないという予測が立つなら(実際は予測など不可能)効くか効かないかわかりませんが、さっさと抗体を持ちたいです。しかし、日本の現状を考えると積極的に抗体をもつ必要性もまだ感じないところではあります。

新型コロナの遺伝子変異

さて、自分としては新型コロナ罹患パーティーなるものは反対派ではあるのですが、そういうことを行なっている人たちを非難することもできないです。なぜなら、ウイルスというものは変異するものであり、新型コロナとてウイルス。この先、凶暴なウイルスに変異するのかただの風邪ウイルスにトーンダウンするのかはわかりません。もし、凶暴なウイルスに変異した時に、変異する前の新型コロナウイルスの抗体を持っていると重症化しない・・・としらどうでしょうか?現に日本をはじめアジアの地域では欧米に比べて罹患率も死亡率も低くなっています(データに信頼性が高く無いので諸説あると思いますが)。これについては元々もっている遺伝子によるもの、幼児期にBCGを投与しているなどなどありますが、新型コロナが中国で発生されたものとされていることを考慮すると、もともとアジアに存在していたコロナウイルスに対する抗体をアジア人は保有していた・・・と考えられます。コロナウイルスにも色々な株があり、アジアに多く存在する株に常に罹患しているアジア人は新型コロナウイルスに耐性があると考えても矛盾はしません。

新型コロナパーティーは悪か?

やはりどう考えても効くか効かないかを考えなくても、新型コロナの抗体は欲しいところです。ウイルスの悪性化次第によっては、いま罹患して回復したひと以外は更なる死亡率を叩き出す”新型”新型コロナウイルスと対峙しなければならなくなると思います。こう考えると、いま病院の最前線で診療に当たっている医療関係者は無症状の罹患者も多くいると思うので、”新型”新型コロナウイルスに対して協力な武器を持っているのかもしれません・・・。