概ね同意ですが1点だけ。
『・2年生以降死ぬまで休暇はない』これは大学によって異なるような・・・
試験スケジューリング、再試にかからない、がうまくいけば2年以降でも2週間〜1ヶ月の休暇作れる医学部もある。
研修医以降はどの病院に勤めるかによって異なると思う。 https://t.co/goEZHy4Rno
— 全力医学生 (@zenryokuigaku) 2019年6月18日
『2年生以降医学生(医師)に長期休暇はない』というツイートに反応してしまいました。実際にはどうなのでしょうか?
一年生は私文並み
医学部とは一年生は私立文系並のスケジュールなのでかなり長期休暇を取れます。
夏休みは2ヶ月、春休みも2ヶ月とれる大学が多いのではないでしょうか?
しかし、大学によっては一年生から教養科目に加え、専門科目(医学)をみっちり入れてくるところもあるので、受験生はこういうところもチェックして志望校を決めるのもありかもしれません。
いま日本の医学部は全体的にカリキュラムを前倒しにしています。
これは、難しいところはよくわかりませんが、アメリカの医師免許を取るときに現状の実習期間では受験資格が得られなくなるから・・・というものらしいです。
つまり、座学を前倒しにして、病院実習を長期化させるわけです。
一般的には医学部において病院実習は5、6年生の2年間です。しかし、6年生の10月頃には実質的に実習は終わってて、卒試や国家試験に対応する期間にあてられます。
なので、実質的に病院実習期間は1年半くらいですね。これを2年間にもっていくくらいやるのでしょうかね!?
2年生以降の状況は?
これも大学によると思いますが、概ね夏休みは2週間〜1ヶ月、春休みは1ヶ月は確保されているところが多いと思います。
自分も入学前は『医学部に夏休み、春休みは無いと思った方がいい』と洗脳されていましたが、実際はそうではないですね。
大学というものは講義期間があって、試験期間があって、長期休暇・・・というスケジュールで動いているのですが、医学部はちょっと異なります。
試験期間というものはなく、長期休暇中に試験を行います。だから『医学部には長期休暇がない』と言われます。
学年によって試験の数が異なります。数が少ない学年は長く長期休暇を確保できますが、試験数が多い学年の場合、長期休暇は短くなります。
試験委員
医学部では試験の日程はシラバス上には記載がなく、学生と教授間で調整することが多いです。
なので、学生側の意向はかなり反映されます。
逆に反映されてしまうので、試験スケジュールをどう組み立てるか?で長期期間は変わってきます。
長期休暇中に試験を散らばせてしっかり取り組めるようにすれば休みはなくなります。
逆に短期集中的にテストを固めれば休みは長くなります。
ここらへんはその学年にどういう人が多いか?とかオピニオンリーダーがどう考えているかで変わってきます。
どういう試験スケジュールが良いのか?
残念ながら勉強熱心な医学生はそんなに多くありません。
なので、どういうスケジュールだろうと総勉強量はあまり変わりません。
変に試験と試験の間が空いてしまうと勉強しなくなってしまうので、試験スケジュールは詰め詰め気味に設定した方がみんながハッピーになれるような気がします。