流行地である東京に帰省

地方医学部には東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪出身の学生が多くいます。いま現在、コロナの流行地域となっています。

大学側からは『流行地域への帰省を禁止はしないが、強く自粛を求める』という声明を受けています。しかし、そんなものを医学生はまったく聞きません。病院実習をしていない1〜4年生、6年生ならまだしも、一週間程度の冬休みの後に病院実習がはじまる5年生でもまったく聞きません。

僕が聞いた中での帰省の理由は『東京に帰省しても感染のリスクはあるし、帰省しなくても感染のリスクはあるから、帰省しようがしまいが関係ない。』というものがありました。確かにそれはその通りなのですが、東京という大流行地域に行くわけなので感染の確率は相当高く、そういうところは頭に入っていないようです。あとは権利を主張する人が多かったです。『実家に帰るのは学生の権利』と声高に叫んでいる人がいたのが印象的です。確かに、帰省することは学生の権利ではありますが、感染しないで帰ってくるのが学生の義務であるので、きちんと履行してもらいたいものです。

というか、23~25歳にもなって年末実家に帰省しなけりゃ気が済まないってどんだけコドモなのかと・・・どれだけマザコンなのかと問いたい。というか、年明け10日間の自宅待機のために実習休みたいだけじゃないのか?と問い詰めたい。

帰省して感染し、学生クラスターや病院クラスターを作るリスク考慮せずに権利を主張しつつ、10日間の追加冬休みを得て学生の義務である実習を放棄するのは理解ができません。