大学病院の医師の労働時間は意外に短い・・・間違いない。

大学病院の医師の帰宅時間

医学部の5年生になると、大学病院の各科を1~2週でローテーションして実習を行います。外科系、内科系、精神科や耳鼻科系などのいわゆるマイナー系も回ります。

実習は主に教授外来、その他医師の外来、各種検査立会い、朝回診、夕回診、手術、カルテ記載などが主な実習内容です。教授との絡みは外来くらいしかないところが多く、基本的には中堅どころの医師が学生を個別に担当してカルテチェックなどを行います。もちろん、科ごとにやり方は異なりますし、内科と外科では結構違ってきますが、大まかにはこんな感じです。

学生一人に担当の医師がつくので、その先生が何時に来て何時に帰るのかはだいたいわかります。

朝については学生の方が圧倒的に早いです。一年間の実習を通して自分より担当の医師が早かったケースはほとんどありませんでした。というか、朝の集合時間に学生は全員集まっていても、医師が全員集まったためしが一度もありません。いつも誰かしら5分程度遅れます。

次に帰る時間です。

学生の実習が終わるのはだいたい17時〜18時、遅い時は22時という時もあります。で、大学病院の医師が帰るのはだいたい18時くらいです。内科系だとカルテ記載の量が多いので、学生の帰宅時間は遅くなりがちですが、気づいたら19時くらいで、既に担当医師は帰っており(17時に)聞きたいことが聞けない・・・なんてことはしょっちゅうでした。

大学病院の医師の主な生息地は病棟と医局です。医局というのは大学の研究室のことになります(研究室にデスクがある)。もちろん、帰りに医局に寄って先生がいるかどうか確認したら、帰宅済みでした。

一方、外科系の先生は帰るのが遅いことが多かった印象があります。医師の人数が少ない科も帰宅が遅くなることが多いです。

もしかしたら家に持ち帰って仕事をしているのかもしれませんが・・・。

大学病院の医師は外勤をしている

大学病院の医師は大学からもらう給料が少ないので、週に2回程度、関連病院でバイトを行なっています。なので、週5日のうち担当の先生がいない時間がかなりあります。

外勤先では大学病院で感じているプレッシャーが解放されるそうで、みんな活き活きとバイトしているみたいです。確かに、大学病院でピリピリしていた怖い女医に外勤先の病院で会った時、異様なほどに優しかったことが記憶に鮮明です。

外勤は1日行くこともあれば午前だけとか午後だけとかもあります。また、当直をこなして次の午前まで・・・みたいなこともあります。行き来は基本的に車で、途中でサウナに入ったり、お茶飲んでくることもあるみたいです。

結論

大学病院の医師の勤務時間は世間が思っているよりも短い。しかし、それは科ごとによって異なるし、医師の人数によっても異なる。

『医師は忙しい』という固定概念をうまく利用して早く帰宅し、労働時間を短くしている有能な人もいる。

ちなみに、自分は仕事が終わっているなら早く帰るべきだと思っているので、効率的に働き、労働時間を短くしている医師には賛成ですし、自分もそうなりたいと思います。ただ、実習で担当している学生がいるならば、帰る時に学生に一言『私帰るけど、何かわからないこととかある?』と聞くのが筋だと思っています。